タコマスタースッテ L フラッシュブーストは、私の持っているタコ釣りの知見と知識を全て注ぎ込んで開発した自信作です。前作のタコマスタースッテ M フラッシュブーストは、小さいアクションでレスポンスよくアピールし、止めれば水平姿勢でフォールして抱かせの間を演出します。そして、フラッシュブーストのおかげで静止時もアピールしてくれる。そのため「誰が使ってもマダコが釣れるスッテ」として、ご支持をいただいたのだと思っています。
今作のタコマスタースッテ L フラッシュブーストは、24年に登場したMサイズの「誰が使ってもマダコが釣れるスッテ」というコンセプトはそのままに、さらに多くの魅力的な要素を詰め込んだスッテです。一見、ちょっと大きくなっただけじゃないの? と思われてしまいますが、前作とは全く違うスッテだと思っていただきたいです。まず、アクションが全然違います。タコマスタースッテ M フラッシュブーストのアクションを“クイックにポンポン跳ねる”と表すのであれば、今作は“ロールしながら、ふわふわ”。このロールアクションが、ヒラを打つようにフラッシュブーストの反射板をギラッとフラッシングさせるんです。
そして、ボディに設けたチューニングホールですね。最初はフラッシュブーストを中から光らせることはできないか? という考えからスタートして、試行錯誤を重ねて辿り着いたのが、この穴なんです。完成品にケミカルライトを挿してみると、驚くほど光ったんです。しかもその光が、心臓が鼓動を打つようにフラッシュブーストが拡散させるんです。コレはすごいな、と。光源のない深場を攻める時なんかは一人勝ちすると思います。
このチューニングホールのおかげで、相当カスタムの幅が広がりました。オレンジ、ピンク、赤、緑…と、ケミカルライトの色をその日によって変えるのも面白いです。また、ラトルを挿してサウンドを追加したり、鯛ラバのネクタイを通して動きのアピールを足したりしています。あとは結束バンドも通せるので、エサ巻きが許可されているエリアでは重宝しています。チューニングホールひとつでいろいろ遊べるので、良いカスタムを思いついた方がいたら教えて欲しいくらいです(笑)。
ほかにも、ボディ内部のウェイトルームと、金属ラトル球がぶつかることで大きなラトルサウンドを発生させるのですが、この音にもこだわりました。タコは中音域を好むと言われているので、なるべく高い音が鳴らないようにしています。あとはカンナですね。前作で好評をいただいていた、錆びに強くて折れにくい国産ステンレス素材はそのままに、サイズを上げて掛かりしろを広くしています。ハリ先も非常に鋭いので、めちゃくちゃ掛かります。
タコマスタースッテ M フラッシュブーストとの使い分けを簡単に言えば、潮がかなり緩い時はL、少し潮が効いている時はM。MとLの組み合わせもオススメで、カンナの位置が離れるので絡みにくくなります。速潮の「タコマスター フラッシュブースト 3.5号」、緩潮の「タコマスタースッテ L フラッシュブースト」、そして間を埋める「タコマスタースッテ M フラッシュブースト」。どれも全く別のアプローチができるアイテムなので、さらに船タコ釣りの深み、楽しさを引き出してくれますよ。