エギって、シャクったときに素直に反応して、フォール姿勢が安定してるやつほど、飛行姿勢も安定して、結果としてよく飛ぶんですよね。
セッピー 1.5号はまさにそれ。その基本性能は、新しく出た2.2号でもしっかり受け継がれてます。キャストしても安定して飛ぶし、底取りもしやすい。フラットな背中が潮を受け止めてくれるから、シャクリもステイも「ノー感じ」にならず、しっかり伝わってくる。操作しやすい、ライトエギング向けのエギに仕上がってます。
フォールスピードは、一般的な2.2号クラスよりもちょっと速め。この“ちょっと速い”ってのが絶妙なんですよ。ツツイカって、エギがストンッと落ちると、バンッ!て一気に抱いてくることが多い。だから、シャクリからフリーフォール、テンションフォールからテンション抜いてスーッと落とす――そういう「落差」を活かした誘いのバリエーションが増やせるんです。
1.5号との使い分け?これはシンプル。ヤリイカとか、夏場に釣れる大きめのケンサキイカを狙うなら、断然2.2号ですね。1.5号では届かない距離や、効率よく攻めきれない水深・潮流のある場面でも、2.2号のほうがレンジコントロールがしやすいと思います。あとは、シルエットでアピールしたいときも、サイズ感のある2.2号が活きてきます。感覚的には、アジングのジグヘッドのサイズ選びとすごく近いんですよ。状況に合わせたサイズやウェイトの選択で、釣果がグッと変わる。
そして、2.2号の大きな魅力がもうひとつ。「フラッシュブースト搭載モデル」があるってこと。イカメタルで「これ、フラッシュブーストじゃないと反応しないよ!」って言われるくらい、ツツイカにもめちゃくちゃ効く。夜焚きの明滅効果もあるけど、僕的にはボディの“透け感”が効いてるんじゃないかなと思ってます。常夜灯まわりの釣りがメインになるライトエギングで、フラッシュブーストの明滅と透け感、このコンビはほんと強い。でもね、明かりがない場所でもちゃんと釣れますよ。透け感って、カラー選びの要素としても大事にしてほしいです。
あとはやっぱり、蛍光とグローの使い分けも釣果に差が出るポイント。明るい常夜灯下やクリアウォーターでは、視認性が高くて派手にアピールできる蛍光カラーが効くし、逆に光が届きにくいディープやマズメ・ナイトではグローカラーが本領発揮します。しかも、ノーマルグローとブルーグローでは発光の質が異なって、イカの反応にも違いが出てくるんですよ。白っぽく発光するノーマルグローは汎用性が高く、ブルーグローはナイトゲームでプレッシャーが高いときや、夜光虫の多い状況下でもナチュラルにイカを誘える印象です。こうしたカラーのローテーションを駆使することで、その日の活性や状況に的確に対応できます。
セッピー 1.5号に加えて、2.2号とそのフラッシュブーストモデルが加わったことで、釣り場の状況や狙えるツツイカの種類が一気に広がります。
手軽だけど奥が深い。そんなライトエギングの世界を、セッピーシリーズでぜひ楽しんでください。