セッピー 1.5号

ライトエギングとは？

ケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ、ヒイカなどのツツイカ類を、ライトタックルでショアから狙うエギングがライトエギングです。その魅力は『釣って楽しく、食べて美味しい』こと。ツツイカ類は北海道から九州まで全国各地に生息し、釣れる時季はイカの種類や地域によって異なります。つまり釣期は一年中といっても過言ではなく、釣り場はツツイカ類が回遊しやすい潮通しの良い堤防や、イカが足を止める常夜灯など足場の良い港周りと手軽。タックルはアジング用が流用できるほどライトなセッティングで、潮が効くレンジを意識したりとライトソルトゲームのような繊細さや奥深さも持ちあわせています。このライトエギングを誰でも気軽に楽しめるように開発したライトエギング専用エギがセッピー1.5号です。ツツイカ類の動きは、神出鬼没な面もあります。セッピー1.5号をルアーケースに忍ばせておけば、思わぬ釣果に結びつくことも! この偶発性もライトエギングの特徴で、ツツイカ類がいればライトエギングはいつでもどこでも楽しめます。

セフィアシリーズに新たに仲間入りしたセッピー1.5号は、ライトエギングに特化したエギです。ライトエギングとはショアからケンサキイカ、ヤリイカ、スルメイカ、ヒイカなどのツツイカ類を狙うエギングのことで、セッピー1.5号はツツイカ狙いが手軽に楽しめるように開発。ライトエギングの基本操作であるただ巻きの安定性、軽いジャークに素直に応えるきれいなダート、レンジキープのしやすさなど釣果に直結する性能を追求。1.5号、4.4gと小型軽量でも投げやすく、引き抵抗が感じやすい＝扱いやすいから初心者の方や夜の釣りでもライトエギングの魅力がたっぷり味わえる。これがセッピー1.5号のコンセプトです。

エギは小さく軽くなるほど操作感を失いがちです。エギの“重み”が感じられないから、水中のエギがどこでどういう状態になっているかがわからない…。セッピー1.5号はこの“ノー感じ”を解消するために適度な引き抵抗感を生み出すようにデザイン。アングラーはエギが漂うレンジ、潮流の変化、アタリなど水中の情報が的確につかめるからこそ水中をイメージしやすくなります。ターゲットが反応するレンジを把握して探れるから再現性が高い釣りが実現できる。これもライトエギング特化型エギ、セッピー1.5号ならではこだわりです。

ライトエギングで釣果を上げるには潮が動いている層を狙うのがポイントで、レンジ攻略の重要性はアジングに似ています。セッピー1.5号は潮が効いているレンジがつかみやすい引き抵抗に加え、レンジキープしやすい沈降速度（3.7秒/m）に設定。フォール中はコンパクトボディながらイカが抱きやすい安定した姿勢をみせます。狙ったレンジをキープしながらキレの良いダートで誘いをかけ、安定姿勢のステイやフォールで喰わせる。まるでアジングのような釣りが展開でき、イカの軽い触りもファインフック仕様のカンナが確実にとらえます。また、セッピー1.5号の引き抵抗と沈降速度は、ライトエギングの基本メソッド“ただ巻き”におけるレンジキープ性能も高めます。

イカからの反応は、常に明確にアタリとなって出るわけではありません。警戒心の強いターゲットによる、微細なアタリも積極的に掛けていく釣り方も、ライトエギングの醍醐味の1つ。セッピーのカンナに採用されるファインフックは線形が細い仕様のため、イカの触腕などに対して確実にフッキング。高い貫通性能を発揮します。また、小型のボディにもマッチするよう、カンナ自体のサイズも最適化しているため、高い操作性を確保します。

セッピーは、ツツイカ系やヒイカ狙いに最適化された、コンパクトボディを採用しています。単にエギを小さくしたのではなく、シンカーやカンナ、浮力など、トータルバランスを最適化。そのため、初心者でも扱いやすい操作感やしっかりとした引き抵抗を生み出します。セッピー1.8号やセフィア クリンチ フラッシュブースト2.5号などとサイズローテーションすることで、イカの反応やポイントのシチュエーションなどに応じて、最適なものを選べるようになっています。

ショアからの展開がメインとなるライトエギング。コンパクトなエギであっても、しっかりとした飛距離は必要となります。セッピー1.5号は、4.4gという自重ながら、ライトタックルで気持ちよくキャストが可能。そのコンパクトなサイズからは想像できないほどの飛距離で、より広範囲のターゲットを攻略します。

「セッピー1.5号を使うタックルは、軽いエギをしっかり飛ばせるか。エギの操作感や潮の効き具合を感じられるか。取り回しやすくイカの引きが楽しめるかが重要で、ロッドのセフィアXR S73SUL-Sはアジ、メバルなどのライトゲームにも使えるほど繊細な釣りが可能です。リールはロッドとのバランスとシャクリでエギの前進を抑えたいのでC2000またはC2500のノーマルギア。PEラインは細いほど風の影響を受けにくく操作性も感度も上がります。極細ラインの扱いに慣れていない方は0.5号ではじめてみてください」

001トラグロウ

「ツツイカ類が好むグロー系は3色がラインナップ。トラグロウはオレンジのハイアピール系カラーで潮が濁り気味のときやイカの活性が高いときに有効。全6色共通で日中も夜も使えます」

002 ウメグロウ

「トラグロウと同じハイアピール系グローカラーで、潮が濁り気味のときやイカの活性が高いときにおすすめ。ピンク基調なのでトラグロウとは違う光り方をします。どちらに反応が良いかで使い分け」

003 ソラグロウ

「グロー系では異色のナチュラル系といえるのがソラグロウです。ブルーホワイトのボディが暗いところでは緑色っぽく発光。潮が澄んでいるときやイカの活性が低い状況でも活躍するカラーです」

004 ハンブンアカエビ

「背中側とお腹側の下地が赤テープとケイムラの半分ずつ分かれたカラーです。ナイトゲームで非常に実績があるクリンチシリーズのケイムラアカエビを踏襲したカラーで、とくに月のない闇夜で有効です」

005 コンジキノミカン

「ライトエギングは夜だけでなく、日中に楽しめる地域や季節があります。これは金テープにミカンのような色合いで視認性が高く、デイゲームで活躍。常夜灯周りや月夜のナイトゲームにもおすすめです」

006 フシギナモエビ

「ムラサキ系のケイムラカラーはエギングでは外せない色でセッピーにもスタンバイ。あらゆる状況で活躍しますが、くもりや雨の日中、マヅメ時、月夜など薄暗いシチュエーションでとくに強いです」

僕はソアレXR S64UL+-Sなど張りのある掛け調子のアジングロッドでも使いますが、ストレスなくキャストでき、シャープなロッドの操作性や感度がライトエギングに活かせます。あとセッピー1.5号は沈降速度が3.7秒/mと絶妙です。風がなければ水深10mでも着底がわかりやすく、フォールが速すぎないから誘いのバリエーションが増やせます。エギングをやってる方も、違和感なく使いこなせると思います。ただし、ジャークはエギングのように激しくシャクらずトゥイッチ的に。ロッドティップでチョンチョンッと小さくシャクるだけで機敏に動き、シャクリ後、ロッドでサビいて水平移動させたり、そこからスッとフリーフォールで喰わせたりと多彩なアクションで誘えます。

セッピー1.5号は小さいですが、ボディはファットなので潮の抵抗を感じやすいです。ツツイカ類もアオリイカと同じように潮の流れが効く層で釣れますが、セッピー1.5号を使うと釣れるレンジが探しやすく、喰うレンジにとどめやすいと感じました。ウェイトも4.4gあるので飛距離も出るし、ボトムもとりやすい。ケンサキイカやヤリイカは夏や冬に良く釣れますが、風が吹きやすい季節でも潮受けの良さと相まって非常に扱いやすくなっています。使い方は通常のエギングのようにシャクることもできるし、釣れるレンジを把握したらアジングのようにレンジキープ。サオ先でチョンチョンッと2回、トゥイッチするようにアクションをつけてからステイやフォール。ツツイカ類は群れで回遊してくるので連発も可能です。セッピー1.5号を使ってライトエギングの潮の釣りの楽しさを味わってほしいですね。