ジグ素材は、通常は鉛、シルエットを小さくしたい場合はタングステンというのが一般的でした。しかし今回の「ロングウェーバーMD」は、あえて比重の軽い亜鉛を使用することで、同じウェイトでもより大きなシルエットを実現しています。
この大きなシルエットは、カンパチ、ヒラマサ、クエなどの大型魚を狙う際に大きな武器となります。実際、大型魚は小さなベイトよりもしっかりとサイズ感のあるベイトを積極的に捕食する傾向があります。小さなジグは見切られ、大きなジグは迷いなく喰ってくる。まさに“マッチ・ザ・ベイト”の理にかなった戦略です。これまでそのような状況を何度も経験しています。
ちなみに大きいジグをセレクトしたい状況の時に、鉛のジグで大きいもの、重いものに変えるという考えもありますが、それではフォールが速すぎてしまい、思い通りのフォールの動きが出てくれない。そんな考えから、ベストな素材として亜鉛に至りました。ちなみに「ロングウェーバーMD」は、従来の「ロングウェーバー」のコンセプトを継承しつつ、亜鉛素材に最適化された新設計。一見似ていても、より浮遊感があるフォールを実現。さらに引き重りが少なく、運動性能に優れたモデルに仕上がりました。
ターゲットとしては、カンパチ、ヒラマサ、根魚などの大型の魚に加え、青物のタチウオパターンにも非常に有効です。特に大型のタチウオを捕食するタチウオパターンの後期に威力を発揮します。大型のタチウオを捕食している時は、200g、300gでは小さいと感じる時もあります。しかし、鉛の400g、500gではフォールが速すぎてしまい、さらに根掛かりの危険性も出てくる。そんな時に、シルエットだけ大きく、適度なフォール速度でアピールできるロングウェーバーMDの出番です。
デメリットとしては、大きなシルエットゆえに潮の流れに影響されやすい点が挙げられますが、水深が深く、大型のベイトを捕食しているターゲットであれば、鉛よりも重いウェイトを選択することで対応可能。大型魚がヒットする可能性のある遠征などでは、重たいモデルから順に選択し、状況を見ていくのがおすすめです。また、重いモデルをセレクトしても、ジャーク時の抵抗が軽いのがこのジグの利点。そのため、しゃくり続けても疲れにくく、集中力を持続させやすいのも魅力。誘いの継続が釣果につながるジギングにおいて大きなアドバンテージとなります。大型のエサを捕食するマッチ・ザ・ベイトにしっかりと合わせられ、ハイアピールのフラッシングでアピールするジグ。実際、すでにかなりの魚を釣っているジグです。