オシアペンシル ソリッド100HSは、僕にとってはカツオ用ルアー。ボディがソリッド構造なのでサイズが小さい割に重さがあります。同じ重さであればシルエットを小さくできるルアーの方が効果的なことが多いです。小さいベイトを捕食しているときなど、大きいルアーでは攻略が難しいときのカツオにアピールできますからね。
小さくて重いのでこれまでのオシアペンシル115HSなどよりかなり飛ぶ印象です。100mmサイズのルアーを使う場合、これまではPE2号を使わないとあまり飛ばすことが出来なかったんですが、オシアペンシル ソリッド100HSでは、3号を使っても十分に距離が出ます。太いラインをセットした強めのタックルでも、これまでと同様の飛距離を出せるのは嬉しいですね。遠目のナブラに対しても十分すぎるくらいにアプローチできるのでキャッチ率アップに貢献してくれると思います。
基本的にはナブラ撃ちで使います。水面を走らせる、いわゆるスキッピングで使うことが多いですね。これで反応しないときは速めのワンピッチワンジャーク。水面を潜ったり出たり、潜ったり出たりを繰り返す感じのアクションです。そのときどきのベイトの動きやカツオの捕食スピードなどに合わせます。沈めることはあまりしませんね。
カラーは全部で8色。いいカラーが揃っています。お気に入りはSTクリアとRケイムラカツオ。クリアカラーはカツオ釣りでは欠かせません。しっかりした黒い目玉が特徴です。ボディの存在感を消して目玉でアピールする、という感じで、シラスがベイトのときなどは目玉でアピールすると効果的。ここは僕の中でポイント高いですね。浮遊物をついばんでいるときにも有効です。Rケイムラカツオは自分のリクエストカラーです。ケイムラはすごくカツオマグロ系に効く色だと思っています。よりアピールできるカラーって感じですね。
フックは大型のカツオや小型のキハダなどに対応できるよう、少し大きめが標準装備されています。ただ、よりシビアな状況になったとき、食いが渋くなったときは、フックをワンサイズ落とした方が釣れる気がします。フロントは#2、リアは#1が標準ですが、フロントを#1に落としたり、リア1本だけにしたりすると効果的だと思います。ぜひ試してみてください。
これまでのカツオ用の主力ルアー、オシアペンシル115HSなどとは、飛距離、浮力の違いで使い分けていくと思います。より浮力を持たせたいときとか、飛 距離をそれほど重視しないときなどはオシアペンシル、ちょっとシビアになって、飛距離が必要だったり、小さいベイトを偏食したりしているようなときはソリッドという感じで使い分けていくと思います。クリアカラーじゃないと反応してくれないときなどにソリッドを選択する、という手もありですね。