オシアプラッガー ライトコンセプトはカツオ釣りには絶対に使ってもらいたい1本です。
私が船長をしている船、サンライズでは5月の終わりくらいから10月いっぱいくらいまで、カツオを狙うことがあります。なぜなのか? 自分でもわからないくらい大好きなんですよね、カツオ釣りが(笑)。遺伝子レベルで好きと思うほどで、カツオを見たら本能的に我慢できない。基本的にはヒラマサ主体に狙っているんですが、カツオを見ちゃったらとりあえずやりましょうよ、となってしまう。とにかく出会ったら狙います(笑)。
カツオはファーストコンタクトがとても大切。群れのなかの2匹、3匹を釣ったらすぐに釣れなくなったりします。だいたい最初はバタバタッと喰うんです。それを取り損ねないようにしないといけない。そのためにも飛距離やルアーのアクションはとても大事。でもヒラマサタックルなどで代用しているとすごくストレスを感じるんです。当然、釣果も落ちます。やるならカツオ専用、という感じのタックルで狙ってほしいですよね。
ロッドに求められるのはまず遠投性能。キハダなどがまじることも多いので、とっさの大物の引きに負けないブランクスの強さも大切です。オシアプラッガー ライトコンセプトは十分にカツオ用ロッドの条件をクリアしています。私自身、ずっと張りのあるブランクスで、ちょっと長めのロッドが欲しかったんですが、完璧です。船によっては長いロッドは扱いにくいこともあると思いますが、オーバーヘッドで思い切り投げられる船で使うなら8フィート3インチの長さはありがたいと思います。ライトキャスティング用ロッドは意外に短いものが多いですからね。
ガイドもすごくいいですよ。ストレスフリー。すごくいい音で飛んでいきます。僕が使った限りではノントラブル。ラインがブランクスに当たりにくいのがいいですね。カツオ狙いでは2号、3号という細いPEラインを使うので、ブランクスに当たったり、ガイドに絡んだりすると傷みやすいんです。ラインシステムはもちろん、ライン自体の強度を保ったまま釣りができるのはありがたいですね。
グリップも握りやすいと思います。段差がないデザインを採用していてスッと握れる。全体的なデザインにもすごく特別感を感じます。カツオ釣り用のロッドというとサブ的なイメージがあるかも知れませんが、とても恰好よくて、使いたくなるデザインだと思います。
もちろんカツオ専用というわけではなく、青物にも活躍しますよ。春先の10kgくらいまでのヒラマサを釣るような状況、3号、4号くらいのラインで小型ルアーを使うときなどにはとても使いやすいと思いますよ。