第23話
外房御宿沖のヒラメ攻略
~浅い根周りの快適活用術~

シマノのモバイル魚群探知器「探見丸」を
使いこなして、沖釣りをもっと楽しく!
それが「もっと!探見丸」のコンセプト。
今回はシマノフィールドテスター・松本圭一が
探見丸CV-FlSH&探見丸SMARTを駆使して、外房御宿沖の根周りに潜むヒラメを攻略する。

※探見丸は親機が搭載された船でご使用ください。親機がない船では使用できません。
※Tankenmaru SMARTは、Wi-fi対応のNEWアンテナを搭載した遊漁船のみでご使用になれます。
また、タブレット型の端末には対応していません。

▲ 岩和田港の周りに横たわる浅い根周りが、ヒラメの主力ポイント

 2~3月の常磐~外房エリアは、ヒラメフリークが勝負をかける時期。イワシの群れを追って渡り鳥のように移動する「渡りヒラメ」がやってくると、数はもちろん巨大ヒラメの出現率がアップするのだ。

 松本が竿を出した御宿沖もその好スポットの1つだが、御宿岩和田港の明広丸に乗船した1月中旬は、まだイワシが回り始めたばかり。群れの移動が激しく不安定とのことで、朝方の1時間を探索にあててもイワシは見つからなかった。

 そこで地先のヒラメ場を熟知する後藤明広船長は、とっておきのポイントをくまなく探る作戦に変更。エリアは御宿沿岸の浅い根周りで、水深10~20メートル付近を軸に、5~6メートルの超浅場にもマル秘ポイントがある。

Situation・状況
凹凸のある浅い岩礁周りでヒラメの着き場を探っていく

当日攻めたポイントの画像例

  • 険しい根周り

    最浅部で水深5メートルの高根を超え、水深8メートルまで落ち込む場所。こうした岩礁域にもヒラメは潜み、付近の小魚を狙っている。

  • 根際の平場

    水深15メートルまで落ち込んだ根際で、小さな岩礁と砂地が混在する平場。底上1メートルに、仕掛けに付いたイワシエサの反応が映っている。

  • ▲ 10メートルを切るポイントで喰ってきた1キロ級。3~5キロの大型も飛び出す夢のある釣り場だ

  • ▲ 大ビラメも視野に入れ、強靱な腰を持つアルシエラ ヒラメ M265を使用

▲ 探見丸に映る海底の起伏に合わせて、仕掛けを「根歩き」させていく松本


  • ▲ リールはフォースマスター600。片手でクラッチのオン&オフが可能なのでタナの切り返しも早い

  • ▲ オモリは80号が基準。生きエサは15センチ前後のマイワシ

  • ▲ この日一番の強烈な突っ込み! しかしその正体は……ホシザメだった


 岩礁帯の中に差し込む砂地、根と根の隙間、高根がガクンと落ち込む根際、さらには小アジが着くエリアなど、一つ一つをていねいに流してくれた。

 もちろん明広丸は探見丸システム対応船。探見丸CV-FISHはもちろん、スマートフォンで受信できる探見丸スマートも使用できる。

「高低差が激しい根周りを攻める御宿沖のヒラメ釣りでは、やっぱり探見丸があると心強い。根掛かりを避けられるし、根際やちょっとしたベイト反応なんかも船長と同じ目線で随時確認できるから、勝負所で集中できます」と松本も楽しそうに画面を見つめる。

 潮が動かないせいもあり、釣れるサイズは1キロ前後が主体。それでも松本は探見丸で地形をチェックしながら1枚、2枚と数を重ねる。その合間にズドーンとアルシエラ ヒラメ M265を絞り込んだ大物は……待望の大ビラメではなくサメ。

「も~、慎重にヤリトリしたのに」と苦笑しつつも、沖揚がり間際に小型をもう1枚追加して溜飲を下げた。

 大型狙いは次回に持ち越しとなったが、探見丸のおかげで快適にヒラメ釣りを満喫した松本。その活用術は次でお楽しみいただきたい。

Strategy・戦略
探見丸を見ながら底をトレース ベイトがいればチャンス到来

船下の起伏はボトムラインを指標にする

  • 【画像A】ほぼ平たんな海底
    黒い線がボトムラインで、船下がほぼ平たんであることが分かる。実際、底に仕掛けを引きずっても根掛かりしなかった。ボトムラインを消した通常画面では、周囲に横たわる岩礁の反応を拾って1メートル前後の起伏があるように見えてしまうので要注意だ。

  • 【画像B】誤認を避ける
    通常画面は水深6メートルの高根に差しかかったように見えるが、これも周囲の岩礁反応を拾ったもの。ボトムラインを確認すると船下の実水深は8.2メートルだ。根掛かりを避けるときもこちらを指標にし、的確に海底をトレースしたい。

期待が高まるベイト反応の一例

  • 【画像C】根に着くベイト
    根際の砂地から立ち上がる高根の周りにアジらしき反応が着いている。こうした場所は根の斜面、ときに頂上にヒラメが身を伏せてアジを狙っていることもある。根掛かりを避けながらていねいに底をトレースして、アタリに集中しよう。

  • 【画像D】平場を通過するベイト
    平場を流していても、こんなふうに底付近をベイトが通過することがある。付近にいるヒラメの活性も高まるはずだから、仕掛けを軽く持ち上げて底へ落とし直し、イワシエサの存在をアピールしてみるのも一手だろう。

▲ 計3枚のヒラメを釣り上げた松本。次こそは大判サイズを!


 ヒラメ釣りのタナ取りは船長ごとに多様な考え方があるが、明広丸はオモリが底を打つ程度の低めを推奨。根の形状に合わせて底をなぞり、ヒラメの鼻先にエサを持っていく釣り方だ。

 探見丸があれば根の起伏が分かり、当然のこと根掛かり防止に活躍するが、 「その際はぜひボトムライン機能をオンに」と松本はアドバイスする。

 岩礁帯を流すとき、魚探は船下以外(船の周り)の凹凸反応まで映し出し、起伏の映像がオーバーになりがちだ。そこで役立つのがボトムライン機能。船下の実水深、つまり実際に仕掛けが移動する海底を太いラインで表示してくれるので、余計な情報に惑わされず、的確に仕掛けを操作できる。

 こうして底をトレースしているうちにベイト反応が映ったらチャンス到来。付近でベイトを狙うヒラメを頭に描いてアタリに注視しよう。探見丸はそんな楽しみ方までプラスしてくれる。


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次回も探見丸CV-FlSH&探見丸スマートを活用し、旬のターゲットを攻略します!

次はヤリイカ!

【撮影協力】外房御宿岩和田港・明広丸
TEL:0470-68-3654
(探見丸CV-FlSH、探見丸SMART対応船)