「スマホに入れた探見丸のアプリを船に乗って起動させたけど、つながらない……」
ときどきそんな声を耳にするが、原因はおおむね次の3つだ。
❶ スマートフォンのWi-Fiが、オフになっている。
アプリを起動する前に、必ずスマホの本体設定でWi-Fiをオンに。探見丸スマートは無線データ通信のWi-Fiでデータを受信するのだ。
❷ 親機のスイッチが入ってない。
船長に親機の電源を入れてもらう。
❸ 船に、探見丸にプラスして探見丸スマートの無線システムがない。
あらかじめ「探見丸の搭載船」であることと、さらに探見丸スマートの無線システムがあることを船宿に確認。
駿河湾・沼津久料港の魚磯丸(夜ムギイカ船)にて。船宿には探見丸スマートのポスターが張ってあり、対応船であることが一目瞭然! |
探見丸の搭載船一覧は、シマノのホームページに掲載されている(探見丸の搭載船一覧はこちら、もしくは シマノ 探見丸 搭載船、でウェブ検索するとヒットする)。そこには船宿ごとに探見丸の各種機器対応表が記載されているが、一部に搭載予定船も含まれ、まだ未設置のケースもある。
スマホで楽しむ場合は、この探見丸スマートに対応しているか否かを乗船する船宿に確認しておこう。
以上の3点をクリアしたら、いよいよ起動&接続だ。
STEP1 探見丸スマートの対応船でアプリを起動&接続する手順
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1
乗船時、スマートフォン本体の「設定」画面で必ず Wi-Fi をオンに
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2
あらかじめインストールした探見丸スマートのアイコンをタップ
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3
接続を認識(いくつか候補が出る場合も)したら、OKをタップ
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4
徐々に右端から魚探画像が出てきたら、無事に受信完了!
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補足1
つながらないときはスマホ本体の Wi-Fi 設定を開き、自船を確認
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補足2
釣り座に合わせて右舷か左舷のどちらかを選び、接続すればOK
下から飛び出すタップメニュー接続完了後、画面をタップすると下からこんなメニューが現れる。右から、釣果カウンター(1タップごとに1、2、3匹…とカウント)、カメラ機能、魚探画面の保存機能、魚探画面のムービー記録機能。 マイ釣り日記、SNSなどでの情報発信に活用できるだろう。 再度タップすれば、このメニューは隠れる。 |
探見丸システムの搭載船一覧は
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STEP2 続いて設定ボタンをタップ!多様な便利機能を楽しもう
ボトムラインのON&OFF
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海底が分かりづらいケースは、ボトムラインをオンにしてみよう。
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海底ラインが表示され、海底の形状がしっかりと確認できる。
省エネモード
- バッテリー消費を抑えるため未操作の間は消灯する機能。ぜひ設定しよう(1分消灯がおすすめ)。タップまたは魚群をとらえると、すぐ全灯する
ACCU-FISH®
- 見て楽しい、センチ単位で魚体長が出るACCU-FISH®機能のスイッチ。魚マークや感度のセレクトも可能だ(ACCU-FISH®対応船で活用)
タイドグラフの表示
「時合の読み」に欠かせないタイドグラフを表示。大切なのは地域設定で、ここでは静岡県→沼津で設定。満潮21時前後にムギイカの時合がくるかも!?
アラーム&バイブ機能
- 魚群が現れたら音と振動で知らせる機能。集中力が切れかけたとき、刺激を与えてくれる!
無事に魚探画像が映ったら、画面右上の設定ボタンをタップしてみよう。上記のように役立つ設定、目で見て楽しめる機能が色いろとある。
こうして、体験版として楽しめる探見丸スマートをしばらく使ってみると、魚探の有無でワクワク感がグンと増し、対象魚へのアプローチ方法などを思案する面白味がアップ。そして、もっと魚探のことが知りたくなるはずだ。
そんな一歩先行く釣り人には、防水性やバッテリー残量を気にする必要がなく、シマノ電動リールとのコンビネーションで、より高機能が満喫できる専用機「CV‐FISH」へのシフトアップをおすすめする。
次回はこのCV‐FISHを使用して、魚群探知機から得られる多様な情報の「基礎」を解説。探見丸をすでにお持ちの釣り人も、魚探の正しい見方を学ぶいい機会になるだろう。
次回は船上でおなじみの、探見丸CV-FlSHが登場。まずは魚群探知器の基本を学ぶ、入門講座からスタート!スマホで探見丸の魅力が分かったら、機能多彩なCV-FlSHにシフトしよう |