2020/04/03
コラム
阪本智子の I LOVE 磯フカセ 高知県須崎で磯チヌに挑戦【後編】
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マキエが効くとエサトリが活発に
場荒れしないように、釣ったチヌは磯の裏側でリリースして2匹目を狙います。ポイントにマキエを2〜3杯撒き、そこに仕掛けを投入。張らず緩めすぎずのラインテンションを保ってアタリを待つと、またまた道糸が走る気持ちいいアタリ!
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練りエサは涙滴型にセット。練りエサはオキアミに比べて沈むスピードが速いので、先にマキエを撒いて、そこに仕掛けを投入します
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「エサ付けは丁寧に」
アワせるとズシリと伝わる重量感。2匹目ということで心に余裕が生まれ、力強いファイトを堪能してランディング。これも40cmオーバーのナイスサイズ。もう愉しすぎますっ!
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2投目にもチヌがヒット!障害物は向かいにある消波ブロックのみ。引きを味わいながらじっくりやり取りが楽しめました
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わずか2投でチヌ2匹!
「2匹目も40cmオーバーの良型でしたよ」
撮影後、チヌは優しくリリースし、さらなるサイズアップを狙って釣りを再開しましたが、ここからサシエをついばむような微妙なアタリが出はじめました。しばらくすると、マキエの周りに25cmほどのフグの姿が確認できるようになりました。そこで足元にもマキエを撒いてフグを足止めしながら沖を探ります。
しかし、思いのほかフグが多いのかサシエが残りません。おまけにアイゴまで出てきてしまいました。アイゴは引きが強くてやり取りは愉しいのですが、やっぱりチヌが釣りたい!
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途中からフグやアイゴが集まり、チヌより先にサシエにアタックしてくるようになりました
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「アイゴは毒棘に要注意です」
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これはアイゴとのファイトシーン。さすが磯魚、むちゃくちゃ引きます!
マキエとサシエを底で同調させると・・・
狙う場所をこまめに変えたり、マキエワークを駆使して釣り続けますが、チヌが追加できないまま時間だけが過ぎていきます。ん〜こんなときはどうしたらいいんだろう・・・。
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あっ!これならどうだ!と試してみたのは、撒いたマキエの10mほど沖に仕掛けを投入し、ある程度サシエのネリエサが沈んだところで仕掛けをゆっくり引き戻します。そして、チヌの捕食スポットである底付近でマキエとサシエを同調させます。
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軽く糸フケを出してアタリを待っていると・・・
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道糸がスゥ~と引き込まれていき・・・
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そして「ギュン!」と引ったくられます!このダイナミックなアタリの出方は沈め釣りならではですね♪
すると、これが功を奏して早々に竿先まで伝わる強いアタリでチヌがヒットしました!サイズはややダウンしてしまいましたが、「釣った!」という満足感の大きな魚でした♪
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「チヌきたぁ~っ!」
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「やりました!」
激しいエサトリの猛攻をかわすため、マキエとサシエを底で合わせるという釣り方でチヌがヒット!狙いが的中した会心の1匹でした
やがて迎えた10時過ぎ、せっかくなのでお弁当船が来たタイミングで磯替わりすることに。
次にやってきたのは、「角谷の大バエ」のすぐ近くにある「カメバエ」という磯です。
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せっかくなので違う釣り場でも竿を出してみたい!ということでやってきた「カメバエ」。陸向きがチヌの本命ポイントとのこと
ここは沖向きよりも陸向きの水道が狙い目とのことで、シモリ周りを中心に探るとグレやアイゴ、ヘダイが連発!肝心のチヌは追加できなかったものの、磯魚たちのスピード感あふれるファイトを堪能して納竿。
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アワせた瞬間から竿を絞り込む強い引き!チヌ?アイゴ?
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足元まで寄せてくると、今度は磯際に向かって猛ダッシュ!この魚の正体はグレでした
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きれいなグレ!
ここは海底が岩礁帯なので、オキアミを中心に使ってウキを浮かせて狙いました
この日は須崎エリア一帯でチヌの喰いが渋かったようで、「投げたら釣れる」という夢のような釣りは体験できませんでしたが、それでも四国で初めてチヌを釣ることができて大満足で帰路につきました。
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「今日は渋いですね~」
この日は西内さんも首をかしげるほどチヌの反応が渋かったようです。これはぜひともいいときに来てみたいですね
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その後もアタリは出続けます。ヘダイやアイゴが次々に釣れて、最後はおっきなフグでフィニッシュ!
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「最後はフグちゃん」
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「西内さん、お世話になりました!」
「また須崎にきてください!」
状況が一変してチヌが喰い渋る展開となりましたが、それでも良型混じりで3匹の本命を手にすることができました。西内さん、ホントにお世話になりました!
今連載はこれにて終了です!
ではみなさん、Let‘s Enjoy フカセ釣り♪
プロフィール
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阪本 智子 (さかもと ともこ)
ショア・オフショア・ルアーにエサ釣りとなんでも愉しむ。
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