FOOTCON BASS|シマノ -SHIMANO-

 

伊藤巧の
FOOTCON BASS
the Steps

フットコンの操作①「ペダルの役割」

フットコンの操作①
「ペダルの役割」

フットコンエレキモーターの構造はシンプルです。モーター本体から伸びたケーブルの先端についているのが「ペダル」。ここに片足を置いて、ほぼすべての操作ができるようになっています。最初は利き足で練習するとよいでしょう。

フットコンエレキモーターの「ペダル」。この写真は前部に電源スイッチがあるタイプ。「CONSTANT ON(=ペダルを踏まなくても常にオン)」「MOMENTARY ON(=ペダルを踏んでいるときだけオン)」「HIGH BYPASS(ダイヤル設定に関わらず最高速度)」の3つがあります。「OFF」のスイッチがないので、通常は「MOMENTARY ON」で使います。

別のモデルの電源スイッチ。これは「OFF」を設定できるタイプ。間違いやすいのが「ON」で、ここを押すと「ペダルを踏まなくても常にオン(=CONSTANT ON)」になってしまうので注意。

ペダルのおもな機能は、以下の3つがあります。

①プロペラの回転をON・OFF
②ダイヤルでスピードを設定
③進行方向を決める

最初の①は簡単。ペダルの上面にあるボタンを踏むと「ON(=プロペラが回転)」、ボタンを離すと「OFF(=プロペラが停止)」となります。ボタンの位置はメーカーによって異なり、左右どちらかの前方についています。なお、メインスイッチを切っている場合はボタンを踏んでもプロペラが回転しません(写真参照)。

右の突起を踏むとプロペラが回る仕組みです。踏む強さはスピードに影響しません。

②については、ペダルの側部にあるダイヤルを回して設定します。この数値が大きくなればなるほど、プロペラの回転速度が上がってスピードアップする仕組みです(ダイヤルの表記は「0~10」や「OFF~100」などモデルによって異なります)。練習するときはスピードを出しすぎず、最大速度の10%くらいに抑えておきましょう。ダイヤル操作は手で回しても足で回してもOKです。

なお、フットコンはモデルによって微妙に操作方法が違うため、ここでの説明とは若干異なる場合があります。不明な点があれば、出船前にボート店で確認しておきましょう。

さて、操作のなかでいちばんの難関が3つめの機能「進行方向を決める」です。これについては次回、詳しく取り上げます。

スピード調節は左のダイヤルで行います。手で回しても、足で操作してもOK。