僕もずっとサグリ釣りはやっていたんですけど、ベイトではなくスピニングでした。だけどアタリがちょこんと出てもエサを放してしまうから、それでは思ったように釣れなかった。磯や堤防のフカセ釣りがベースにあったので、ベイトリールを使う習慣がなかったことも大きかったです。その後、カウンター付きリールを用いたベイトタックルを使うようになってからは、すごく釣れるようになりましたね。専用タックルの重要性を認識できましたし圧倒的に釣れる。その理由はやはりタナの数値管理と、ロッドの穂先の喰い込み性能の差ですね。
海上釣堀って朝の開始1時間だったり、放流直後の魚は別ですが、そうでない場合、ウキ釣り用をベースにしたスピニングロッドだと単発でしかアタってきません。コツッときて喰い込まない。そこが釣果の差となって表れますよね。ただウキ釣りがダメというのではなく、ベイトサグリ釣りと使い分けることが重要です。海上釣堀では出すロッドは1本、ハリも1本というのが決まりなので両方セットだけしておいて、朝イチの釣り始めは魚が上から落ちてくるエサに反応しやすいですし、イケスの中心部で喰ってくることが多いのでウキ釣りで始めます。その後アタリが出なくなったり、アタリが出ても素バリを引きだしたら比較的手前のポイントでベイトサグリ釣りの出番です。
シーマークベイトサグリでいえば、白いグラスソリッドで目感度と喰い込みが良い。魚に違和感を与えず動きに追従してくわえ続けてくれますけど、それがチューブラー穂先だと魚が放してしまうんですね。もう全然違います。持ち重りも少ないし、ロッドの真ん中くらいまでピンと張った感じがするので疲れにくい。必要かつ十分な装備を備えたベーシックモデルですが、パワーは十分ですし、大物も獲れます。理由としてはリールシートからグリップエンドまでが長いから掛けたときにヒジに当てやすいし、腰に当ててのやり取りもできること。ビギナーの方にも使いやすいと思います。それにスピニングリールしか使ったことのない人でもトリガー付きのリールシートがめちゃくちゃ使いやすいはず。トリガーがあることによってロッドがブレないし、手首をがっちり固定してやり取りできますね。
僕の注目アイテムとしては250でしょうか。シーリアベイトサグリは300以上のラインナップですし、この短さが恐ろしいほど使いやすいですね。超近距離のネット際で喰ってくる海上釣堀に相性が良く疲労感もほぼゼロ。子供さんが遊び感覚で釣りを覚えるのにもいいと思います。もちろん潮によってネットが沖側に膨らむような条件だと長いほうが有利ですが、ここまで短いロッドはほかにないと思いますし、短いほど感度も操作性も上がるので条件が許せばベストです。シーリアベイトサグリも含めて長短2本を使い分けていただければ、なおパーフェクトでしょうね。