【21AW新製品 船】サーベルマスターXRテンヤ、サーベルマスターBB追加/ 富所潤【シマノオンラインフィッシングショー】
タチウオのアタリを探知する穂先部には、各アイテムの求める特徴に適したソリッド素材を適材適所で使い分け、ブランクスには進化した基本構造スパイラルXコアを搭載、シャープな操作性とドラゴン級のタチウオに対しても負けないバットパワーを両立。リアグリップにはカーボンモノコックグリップを採用することでタチウオの繊細なアタリを鮮明に察知、リールシートには疲労を軽減し誘いやファイトをより快適に楽しむことができるXシートエクストリームガングリップを搭載。最先端のタチウオシーンに対応する先進のシマノテクノロジーを備えたハイスペックロッド、それがサーベルマスター XR テンヤ。
そのサーベルマスター XR テンヤに、新たに省エネバイブレーション釣法や即掛けの釣りに対応する91 HH170が登場。タフテック穂先を搭載し手元から先端まで「バリカタ調子」と言える9:1調子は、よりダイレクトでアクティブなテンヤタチウオを楽しませてくれます。
ソフトに誘い追わせて喰わせるか。メリハリを効かせたアクションでリアクションさせるか。即掛けで勝負するか、あるいは、省エネバイブレーションで新境地を切り拓くか。
サーベルマスター XRは73から91、MLからHHまで、全6アイテムのラインナップで日々進化するテンヤタチウオを網羅します。
【21AW新製品 船】サーベルマスターXRテンヤ、サーベルマスターBB追加/ 富所潤【シマノオンラインフィッシングショー】
【サーベルマスターXR】サーベルマスター×船テンヤタチウオ~名手たちの東京湾攻略~【フォースマスター200】
ハンドル一回転あたりロッドを小刻みに15〜20回揺することで極めて狭い範囲で細かくテンヤにヒラを打たせて誘う「省エネバイブレーション釣法」は大羽イワシを用いて東京湾で効果を発揮したのを皮切りに、西日本の各地でも実績を挙げ始めている新たなメソッド。一般的なバイブレーションが高速タタキと呼べる激しさであるのに対し「省エネバイブレーション」は振り幅が非常に狭く、身体的動作も小さいため疲労が少ないのが特長です。その「省エネ」の誘いを実現するために必要とされるのが、最小限の入力で、的確にテンヤを動かすことができるロッド。つまり、グリップから穂先までがピンと張り、硬く、軽量、かつ高感度で、疲れない竿。
その要素を満たすべく登場したのが91 HH170。基本構造スパイラルXコアを採用。進化したブランクスから高感度カーボンソリッド、タフテックを採用した穂先まで、全身が敏感に、力強く、シャープに動くため、省エネバイブレーションはもちろん、鋭い高速ジャークでテンヤを左右に飛ばすハイアピールの誘い、即掛けの釣りにも好適な「バリカタ調子」の一本です。
テンヤタチウオの魅力は何かと問われたとき、アタリのダイレクト感と答える人も多いはず。アタリからフッキングへ、その瞬間の感触、重量感は大きな楽しみです。しかし、そのアタリはどこで感じているのでしょうか。リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化したカーボンモノコックグリップは、これまでの「手」に感じていたアタリに加え、アクション中の肘に、脇挟みしている腕に、触れている部分すべてにアタリを伝え、さらに手感度を増幅させてくれるグリップ。かつてない軽さと感度により、これまで目と手に感じていたアタリの前に、前触れとも呼べる振動、魚信が伝わっていたことに気づくかもしれません。今まで「なにも反応がない」と思っていたものが「追っているのに喰わない」となれば、釣りそのものの組み立ても変わります。
たとえば最小限の力で的確にテンヤを動かす91 HH170は、クッション性よりも伝達性、操作性を優先したセッティング。そのため手に加わる負荷もダイレクト。もし従来のリールシートであったなら、負荷が集中する手首や掌の疲労は相当なものになるでしょう。掌の接触面が大きく包み込むようにホールドできる左右専用設計のXシートエクストリームガングリップは、ブレと負荷を軽減して釣り人をサポート。テンヤを誘い続ける「省エネバイブレーション」や瞬時に掛ける「即掛け」はもちろん、誘い、フッキング、ファイトなど、テンヤタチウオのあらゆる場面で手首の疲労を軽減、一日の釣りを快適なものにします。
サーベルマスター XRは多種多様なテンヤタチウオの誘い、シチュエーションに対応する6アイテムをラインナップ。その中で基軸となるのが、誘う、止める、掛ける、すべての動作のトータルバランスに優れる82 MH180。喰わせといえる73は3アイテム。73 M190は悪条件やタチウオの喰い気がないとき、あるいはフワフワと誘いテンヤを追わせて喰い込ませるど真ん中の喰わせ調子。73 ML180は浅場で軽めのテンヤを使うとき、73 MH185はアタリを表現する穂先の目感度とテンヤを自在に操作可能な穂持ちのパワーを備え、攻めと喰わせの二面性を持つユニークな調子です。硬い先調子となる91は2種。91 H170はアタリがあれば即アワせる釣りや深場の釣りでもテンヤをしっかり動かせるロッド。そして最も硬い91 HH170は伝達性とレスポンスに優れるタフテック穂先を搭載、グリップから穂先まで瞬時に反応する反発力で省エネバイブレーションや即掛けの釣りに対応します。
[7:3調子]いずれのモデルも目感度、喰い込み、クッション性能に優れ、その中でも最も73らしいバランスを示すのは73 M190。穂持ちが硬めで張りのあるブランクスを持つ73 MH185は操作性も併せ持つ。そして、しなやかさを際立たせている73 ML180は浅場攻略や30号などの軽量テンヤの使用にふさわしいモデルと言えます。
[8:2調子]82 MH180はトータルバランスの取れた最も6角形に近いチャートとなります。操作性、フッキング性能に優れるテンヤタチウオのベーシックモデルといえるでしょう。
[9:1調子]手感度、操作性、フッキング性能を重視する91において、91 H170はファイト時のクッション性能も考慮した、ややマイルドな設定で扱いやすさも配慮。一方、91 HH170は手感度が高いのが特長で、誘うこと、掛けることに特化した調子となっています。
サーベルマスター XR テンヤは、より軽く、強く、細くを実現するスパイラルXコアのブランクスに、Xシートエクストリームガングリップやカーボンモノコックグリップなど、サーベルマスター エクスチューンで培われたフィーチャーを備えたテンヤタチウオのためのシリーズ。5モデルの展開になるので、それぞれの特性を述べてみたいと思います。
まず、初めてこのシリーズを使うにあたって冒険はしたくないなという方にお薦めしたいのが82 MH180。サーベルマスター XR テンヤの基軸となるロッドでオールラウンダー的性能を備えています。91 H170は即掛けロッド。アタリがあれば即アワせる釣りや深場の釣りでもテンヤをしっかり動かせるロッドに仕上げています。
7:3調子はこだわりの3モデルを用意しました。73 M190はど真ん中の喰わせ調子。73 ML180は浅場で、タチウオが浮いている時に軽めの30号テンヤを使っても弾かず、引きにアワせて魚を追いかけてくれます。昔から行われてきた電動微速巻きの釣りにも適してますね。竿そのものは強いので海が荒れた時に40、50号を使って安定させるような釣りもこなします。73 MH185はブランクスは8:2調子で穂先が7:3調子のミックスのユニークな調子。穂先は垂れるがブランクスはしっかり硬い。目で穂先が動くのを捉えつつ、8:2の掛け調子でフッキングする乗せ掛け調子に仕上がっています。
そしてすべてのモデルで大切にしたのがフッキングした時の感覚。ブランクスにフッキングポイントを設けているので掛けた瞬間にパシッと決まる。このエキサイティングな瞬間を、ぜひご体感していただきたいと思いますね。
ビンビン感度で、これがあるとないでは雲泥の差!カーボンモノコックグリップを搭載したサーベルマスター XR テンヤが登場しました。テスト釣行では7:3調子をメインに使用したので、そのインプレッションを述べてみたいと思います。
当日は波が高く、誘いの後の止めの動作が不安定になりがちな状況でしたが73 ML180や73 M190だとかなりブランクスがしなやかなので、止めた時もテンヤが移動しすぎることなく、柔らかく誘うことができました。柔らかい誘いというのは9:1調子でキビキビとテンヤを動かすのとは逆。フワフワと動かし、アタリが来ても即掛けせずにテンヤを追わせ続けてテンヤ腹部への横からのバイトを待つ非常にスローな釣りスタイルです。
私たちトーナメンターは、いち早くアタリを探して、誘って即掛けという9:1調子を使った攻撃的な釣りを好む傾向にあります。しかし、それが全く通用しないことがしばしば起こります。船中で竿を曲げているのはまったりとした釣りを楽しんでおられる方だけだったりする。9:1調子のビンビン感度とテンヤのクイックな動きに警戒感を示すような状況こそ7:3調子の出番です。即掛けを封じてデッドスローに徹すれば大型の可能性も高まります。また独特のティップセクションを持つ73 MH185はスローな喰わせから掛けの釣りに対応できる硬さも残しているので面白い。いずれのモデルも巻掛にも適しています。サーベルマスターXR テンヤ 7:3調子で喰い渋り状況を打破して、テンヤタチウオを存分に楽しんでください。
スパイアラルXコアのブランクスはネジレに強く、フラッグシップに搭載されている機能が贅沢に盛り込まれています。実際にサーベルマスター エクスチューンかと錯覚するくらい使用感が良く、明らかにクラスを超えるような性能を感じました。サーベルマスター XR テンヤはセンターカット2ピースでジョイント部分の位置がサーベルマスター エクスチューンと異なるため、よりバット部が強く、7:3調子であっても掛けに行けるくらいのパワーを備えています。また私が気に入っているのがデザイン。所有する喜びが湧いてきてテンションも上がります。これも大切なロッドの性能だと思います。
私がテストでメインに使ったのは91 H170。タチウオが近くにいるのを感じられる高感度、そして掛けに行く次の誘いでもキビキビと動かしやすいロッドになっています。東京湾でのテストでは時期的にスレが進行していて9:1調子でテンヤを常に動かしてピタッと止めるというパターンしか通用しない状況でした。逆に7月後半からシーズンインとなる大阪湾は9:1調子アクションは釣れないというのが定説です。そこで今シーズンは渋い東京湾で活路を見出した9:1調子の釣法を初期の大阪湾に持ち込み、9:1調子が持つ新たな可能性を広げてみたいと考えています。
ハイエンドモデルのサーベルマスターエクスチューンに搭載された先進機能を引き継いで、弟分のサーベルマスターXR テンヤが誕生しました。私の場合、多くの場面でまず手にするのが82 MH180。ティップが柔らかく喰い込み性能に優れているので少々渋い状況でも対応してくれます。それでいてバットがしっかりしているので早掛け、即掛けもこなします。とても使いやすいオールラウンド調子の仕上がりは、最初の1本としてもお勧めできるモデルです。82 MH180を基準に、いち早く掛けたいなら91 H170。しっかり喰い込ませて乗せるような釣りを楽しむなら73 ML180をお求めいただければと思います。
サーベルマスターXR テンヤの優れた性能の一つにフッキング性能の高さが上げられます。アワセの動作に入ると、まずはティップが曲がってテンヤを跳ね起こし、しっかりとしたバットによって短いストロークでも瞬時にタチウオの口元を貫きます。よりバットの強い82 MH180と91 H170は特に気持ち良く決まりますね。
またサーベルマスターエクスチューンと大きく違うのが2ピース仕様であること。大阪湾岸のタチウオ船の出船時間は電車の始発に合わせる船宿もあるなど、鉄道も広く利用されています。この優れた性能をコンパクトに持ち運べるのは電車釣行の方にとって、凄いメリットだと思いますね。
左右専用設計のシートは掌とグリップの接触面が大きく、掌全体で包み込むようにホールド。リーリング時のブレを30%低減※するとともに、パーミング時の負荷も最大45%減※。パワーロスも最小限に抑えられ、フッキングやファイト時も力負けしません。その差は長時間の釣りでいっそう顕著。Xシートエクストリームガングリップを体感したら、元のグリップには戻れません。(※当社従来比)
※XシートエクストリームガングリップM(交換可能)
※73 ML180、73 M190、73 MH185、82 MH180、91 HH170 ※ソリッド交換サービス対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
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ロッド本来の性能を引き出す適材適所のモノづくり。
竿づくりの基本はまずブランクスにこだわり、その性能を最大限に引き出すこと。釣り人の意思を入力し魚からの答えを感じ取るグリップは、そのための重要なターミナルです。シマノはそれぞれのシーンで求められる“握りやすさ”を追求、斬新な発想を形にします。
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感度の基準を変えた中空構造が生んだ軽さと高感度。
リアグリップをカーボン一体成型で中空構造化するという革新的なアイディアで、あらたな高感度ロッドの歴史を創り上げたカーボンモノコックグリップ。従来にない情報伝達力を獲得し、かつてない軽さと感度を獲得しました。
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ブランクスを焼き上げる工程で使用する成型テープのラッピングを極めて細かいピッチで施す方法。ブランクスが、より均一な圧力で締め上げられるため、高強度化に大きく貢献しています。その細やかなピッチは、上質感のある外観デザインを描きます。
柔軟なソリッド部をカーボンテープで強化。ソリッドの魂ともいえる喰い込み性能、繊細な曲がりを阻害することなく、ブレやパワーロスを抑制。キャスト精度、操作性、感度を飛躍的に高めました。
素材の配合と製法を見直すことで、従来にない強さを与えられたカーボンソリッド穂先。タフテックαと比べて張りのある高感度が特徴です。
※73 ML180、73 M190、73 MH185、82 MH180、91 HH170
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
※タフテック:73 ML180、73 M190、73 MH185、82 MH180、91 HH170
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
テンヤ号数(号) |
グリップタイプ |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
73 ML180/RIGHT | 1.80 | 並継 | 2 | 93.6 | 143 | 1.2 | 15-50 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.2 |
46,600円 |
202789 | 4969363202789 |
73 ML180/LEFT | 1.80 | 並継 | 2 | 93.6 | 143 | 1.2 | 15-50 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.2 |
46,600円 |
202796 | 4969363202796 |
73 M190/RIGHT | 1.90 | 並継 | 2 | 98.6 | 144 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.4 |
47,100円 |
202802 | 4969363202802 |
73 M190/LEFT | 1.90 | 並継 | 2 | 98.6 | 144 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.4 |
47,100円 |
202819 | 4969363202819 |
73 MH185/RIGHT | 1.85 | 並継 | 2 | 96.1 | 144 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.6 |
47,600円 |
202826 | 4969363202826 |
73 MH185/LEFT | 1.85 | 並継 | 2 | 96.1 | 144 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.6 |
47,600円 |
202833 | 4969363202833 |
82 MH180/RIGHT | 1.80 | 並継 | 2 | 93.6 | 148 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.6 |
48,300円 |
202840 | 4969363202840 |
82 MH180/LEFT | 1.80 | 並継 | 2 | 93.6 | 148 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 98.6 |
48,300円 |
202857 | 4969363202857 |
91 H170/RIGHT | 1.70 | 並継 | 2 | 88.6 | 145 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 96.1 |
48,800円 |
202864 | 4969363202864 |
91 H170/LEFT | 1.70 | 並継 | 2 | 88.6 | 145 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 96.1 |
48,800円 |
202871 | 4969363202871 |
91 HH170/RIGHT | 1.70 | 並継 | 2 | 88.5 | 148 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 94.4 |
49,300円 |
242594 | 4969363242594 |
91 HH170/LEFT | 1.70 | 並継 | 2 | 88.5 | 148 | 1.2 | 30-60 | カーボンモノコック | 421 | DOWNLOCK | 94.4 |
49,300円 |
242600 | 4969363242600 |
※ソリッド交換修理対象アイテムです。ソリッド部を破損した際に、その部分だけを交換することが可能です。
※RIGHT=右巻き、LEFT=左巻きの両軸・電動リールに適応します。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。
※上記スペック表の錘負荷(号)は適合テンヤ号数を表しています。