ヒラマサとの真剣勝負 | バンディット落し込み×高橋哲也 in 玄界灘
本体ブランクスには、しなやかで粘り強いUDグラス材料をメインとし、軽量で強度に優れたカーボン材料を適所に採用(MH250以外)。さらにスパイラルXコアとハイパワーXで締め上げることで操作性の高い強靱なブランクスが完成しました。しなやかさを追求した穂先はベイトの付きが良く海底でのわずかな反応も伝え、ベリーからバットにかけては確実なフッキング操作からターゲットにも対峙するパワーを備えます。Light~Hパワーまでのラインナップは、近海のライト落し込みからメーターオーバーのオオマサまで対峙でき、好みの釣法やターゲットに幅広く対応します。
大型魚と対峙するとき、力対力の勝負を挑めばおのずと一番弱い部分に負荷が集中し、バランスに破綻をきたします。ベイトに喰わせるために仕掛けの太さに限界があり、魚礁や根周りを狙うことも多い落し込み釣りの場合、そのバランスは通常の大物釣りよりもはるかにシビアなものとなります。
ドラグを活用して魚の突進をかわすことができない海底付近でのファイトにおいて、魚の力を受け止め、いなし、浮き上がらせるカギは、竿の「強さ」にあります。しかしそこに求められる強さは単なる硬さではなく、突発的で鋭いショックを吸収し、突進を確実に受け止め、隙あれば持ち上げる「粘り強さ」です。
落し込み仕掛けの限界点をカバーし、ギリギリの攻防で安全圏と呼べる宙層まで浮かせるためには、実は「しなやかさを併せ持つ強靭さ」が欠かせません。
バンディット落し込みはブランクスにしなやかで粘り強いUDグラスをメインに使用、そして軽量で強度に優れたカーボン素材を適所に採用(MH250以外)。さらにスパイラルXコアとハイパワーXで締め上げることで操作性に優れた強靭なブランクスを実現。落し込みで“獲る”ための、しなやかで粘り強い専用ロッドが完成しました。
前作から5年間の年月を経て生まれ変わった新生バンディット。徹底的なヒアリングと分析を重ね落し込み釣りに求められる調子を研究しました。ユーザーからの聴き取りの中で『揺れる船上で餌が付いたかどうかがわからない』という声に基づき、M250およびMH245は穂先から穂持ちをきわめて繊細に仕上げることに注力しました。また、H235は『いつも大型魚が決まって掛かる漁礁がある。あの止められない魚を何としても止めたい』という願いに応えるための調子設計を。そしてMH250は高橋哲也氏のファイト哲学“柔よく剛を制す”を体現する調子に仕上げました。一口に落し込みといっても、アングラーのファイトスタイルや悩みは多岐にわたります。あなたのスタイルにあった竿が、きっとこの5本の中にあるはずです。
落し込みは小物釣りと大物釣り両方の側面を持つ釣り。ベイトを掛けるまでは素早く的確に投入し、早巻きとフォールを繰り返します。その時は当然、竿のリアグリップを脇に挟み、両手でリールを保持する姿勢で操作します。そのためリアグリップが短いと非常に釣りにくく疲労も増します。
また落し込みは大型魚とのファイトが醍醐味ながら、ベイトを付けなくては始まりません。バンディット落し込みは従来モデルに比べてリアグリップ長を68㎜延長、脇挟みでの操作性を向上させることにより、より快適に、的確にベイトを付け、大型魚の元へ送り込むプロセスを確実なものとします。
さらに、アタリを待つ時やファイト時にもリアグリップが長いことが有効になります。ベイトを付け、狙いの魚がヒットするまでアタリを待つ時は脇挟み姿勢です。そして魚が掛かった瞬間のフッキングも脇挟みで行います。
魚がヒットしてからファイト序盤にかけては、根をかわすために竿尻を腹当てに当てたファイト。そして根を回避してからのファイト中盤からは再度脇挟みに変更します。
このように脇挟み、腹当てファイトが入れ替わるのが落し込みの特徴。バンディット落し込みは、その切り替え時の動作をスムーズに行えます。
また、リアグリップの形状にもこだわりがあります。バンディット落し込みのリアグリップはギンバル仕様であり、そしてギンバルの上部にEVA素材を採用することで、より脇挟みがしやすく、快適に釣りが行えます。
なお、Lightモデルのリアグリップ形状はEVAで、側面にスライスを設け、脇挟み時のズレを防ぐ仕様です。
ひとくちに落し込みと言っても、釣り場、季節、状況、そして個人により求める竿の好みは異なってきます。
基軸となるのは九州でスタンダードといえるパワーと長さを持つ7:3調子の「MH245」。同じくMHながら、よりクッション性を重視し5:5調子に仕上げた「MH250」。そして太仕掛けでの豪快な力勝負に向く8:2調子寄りのハイパワーモデル「H235」。対照的にシーズン初期や小鈎、細仕掛けを用いた釣りに対応する6:4調子寄りの「M250」。これらのラインナップはシーズン、釣り場の特徴に合わせることが可能な、ベテランから入門者まで最適な選択肢となっています。
さらに、軽量で操作性に優れた「Light215」は、日本海のタテ釣りや関東でも広がり始めたライト落し込みに適した遊び心満載のショート&軽量モデル。
バンディット落し込みは九州・西日本はもちろん、関東にも広がりつつある最新の落し込み釣りを5つのラインナップでカバーします。
落し込みサビキには細いものから太いものまで色々ありますが、イワシを付けるということが重要なので基本的に鈎は小さい。そういった仕掛けで大物とやり取りする際には竿を強くしてドラグを緩めるか竿を柔らかくしてドラグを強くするかのどっちかだと考えています。リールのドラグは1台で広範囲の調整ができるので問題はないのですが、竿は簡単には交換できません。そこで私が選択するのは曲がる竿でドラグを強くすると言うスタイル。小さな鈎が外れないように、切れないように胴に入る調子の竿に任せてやり取りするのが好きですね。そんな私の要望を取り入れてもらいラインナップの幅を5モデルに広げたのが新しいバンディット落し込みです。
掛けて楽しく面白い、遊ぶのにもってこいなのがM250。そしてMH250は5:5の胴に入る調子で、今日は獲りにいくぞ!って言う時はこちらを選びます。もっとデカイ魚が回っていると言う情報があればH235で24号ハリスを付けて勝負でしょう。そしてMH245は状況問わずオールラウンド的に使えるアイテムです。
また、5:5調子の落し込み竿はオマツリリスクが高いと思わがちですが、竿がクッションしてくれる分、ドラグを強く締め込むことで、突っ走らせることを回避できます。タックルバランスに合わせたファイトをしてください。また混み合った乗合船では両サイドや反対側の釣り人の様子を見ながら、ライン角度を調整することもお忘れなく。
リアグリップを長くしたことも特徴の一つです。2000、3000番のリールを付け、ずっと手持ちで80から100号の錘を一日イワシの群れの中で上下操作するのはかなりのハードワーク。今回のバンディット落し込みは釣り人が負担にならないように竿尻が脇にしっかりホールドできるようになっています。
柔らかい竿や5:5調子はイワシのアタリが取りにくいと言う声を聞くことがあります。しかしイワシを掛けるのは仕掛けの降下中であって、仕掛けの重量が竿に乗って曲がり込んでいる状態ではありません。竿がピンと張っていなければ、柔らかいも硬いもあまり関係ないんですね。アタリを取る事に関して言えば、仕掛けを降下中にリールのスプールをサミングしている指で感じるのが最も明快です。スプールに異振動が加わり、回転スピードが変化します。イワシなのかアジなのか。大きいか小さいかも判断できるようになります。これなら竿先から目を離して、探見丸を見ていてもアタリが取れます。ぜひ試してみてください。
大型魚対応の高剛性リールシート。
大型魚とのファイト時にも、リールをガッチリ固定できる洗練されたデザインを採用したシマノオリジナルアルミシートです。リールの脚を固定するパーツは平面設計により固定力がさらにアップ。また、リールのガタつきを抑え、傷つき防止のために樹脂製クッションを装備、さらにシートの弛みを防止するためのクッション付ダブルナットを装着しました。
しなやかで高感度。そしてエサを弱らせない。
穂先には柔軟で感度に優れたUDグラスチューブラーを採用することで、わずかなベイトの変化を察知できる高感度とエサを弱らせない持続性能を実現しました。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
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キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特徴。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Light215 | 2.15 | グリップジョイント | 2 | 178.8 | 335 | 2.1 | 30-100 | 350 | DOWNLOCK | 67.5 |
59,500円 |
237675 | 4969363237675 |
M250 | 2.50 | グリップジョイント | 2 | 213 | 375 | 2.2 | 40-150 | 357 | DOWNLOCK | 59.6 |
62,000円 |
245373 | 4969363245373 |
MH245 | 2.45 | グリップジョイント | 2 | 208.1 | 385 | 2.2 | 60-180 | 357 | DOWNLOCK | 62.9 |
63,000円 |
245380 | 4969363245380 |
MH250 | 2.50 | グリップジョイント | 2 | 213.6 | 415 | 2.4 | 60-180 | 357 | DOWNLOCK | 40.7 |
63,500円 |
245397 | 4969363245397 |
H235 | 2.35 | グリップジョイント | 2 | 198.1 | 420 | 2.4 | 80-200 | 357 | DOWNLOCK | 55.1 |
64,000円 |
245502 | 4969363245502 |
※Light215以外はギンバル仕様です。
※フェルール内で継いでいます。
※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。
※ファイティングボトム装着時のリールシート位置(357+26=383mm)