MH235はコマセのワラサ釣りに適していて、朝の時合いにコマセをバンバン撒きたい時でもパワーがあって扱いやすい。渋くなるとコマセを撒いてから喰うまでのタイムラグの間、置き竿にして待つ釣りもできるし、喰いが立った時は手持ちでガンガン攻めることもできます。関東の乗合船は釣り人が多いので、ある程度強引にやらなければいけません。この竿だと技量やリールにもよりますが5kgまでならねじ伏せることが可能です。
MH205はMH235よりも、もう少しコマセワークが必要になる釣りに向いています。例えば遠征ではシマアジだけでなくコマセに反応するカンパチ、ヒラマサ、ウメイロ、アオダイ、大型マダイなど太いハリスでコマセを振りながら、近海で釣れるよりもひと回り大きな魚を楽しんで欲しいですね。MH205は6:4調子でも支点が少しバット寄りです。手持ちでも楽だし、魚を掛けた時も竿が立てやすい。竿が起きていれば穂先が下を向いていてもバットのパワーで魚にプレッシャーを掛けることができます。あとはコマセを振る時、より小さい力で動かせるので、振って誘うを繰り返すようなシャクリ釣りのような釣り方にも適しています。
MH205、MH235は青物専用竿だけれども、そこに留まらないスペックの高さがあります。コマセのワラサにも使えるが泳がせでも使える。カツオはもちろん、アカムツ、クロムツ、キンメなどの中深場にも対応できます。だから一本を上手く使えば、季節の釣り物を追って一年中楽しむことができますよ。
H200はカツオ、キハダがターゲット。ただキハダと言っても10kg、20kgから相模湾の100kgクラスと大きさもさまざまです。関東と紀伊半島でも仕掛けは違います。でも言えるのは、上手くやり取りすればキハダは獲れる。カツオを狙っていてキハダが掛かる時とか、イワシなど活き餌を泳がせる時はハリスも細め。20号以下のハリスでも勝負ができます。遠征五目でも強い竿でキビキビとコマセを振りたいって方はこちらのH200がおすすめです。ワラサでもバンバン喰ってくる状況ならこれにビーストマスターMD6000でガンガン巻くというのもありでしょう。元ガイドは6000番の電動リールの使用も想定し、ワンランク大きいサイズを採用しています。そしてサメが沸いて、ゴリ巻きをしなきゃいけない時にも、もってこいなのがH200ですね。
ざっくりとした適合リールはMH235、MH205にはフォースマスター&ビーストマスターの1000番以上。さらに強いH200はビーストマスター2000以上が相応しいと思います。