目に見えない小さな潜り潮「スポット」に仕掛けを送り届ける私の釣りにおいて、仕掛け回収のスピードアップは大切な要素です。潮目などとは違いスポットはすぐに消えてしまうので、アタリがあって喰い込まないときには、素早く仕掛けを回収して同じところを狙いたい。そのために私はXXGを愛用します。ギア比が7:2、ハンドル1回転で107cmの巻上長は大きな武器ですね。大型が掛かったときには、ポンピングはせずにテンションをかけたまま2回転か3回転ずつハンドルを回してラインを巻き取ります。一度にたくさんハンドルを回すとどうしても振動が魚に伝わり走り出すので、それを抑えるためです。XXGだとハンドル2回転でも2mは巻き取れますから、振動を与えることなく素早く少しずつ間合いを詰めていける。XGに比べて巻き取りが重く感じのではと思われるかも分かりませんが、慣れてしまえば気になりませんね。ローター逆転時のブレをなくし軽い回転でラインが出て振動を抑えるSUTブレーキⅡとともに、魚が取り込みやすいですよ。
ハイレスポンスドラグは、ドラグの滑り出しがより滑らかで早いですね。ワンテンポ遅れるようなことがないので、不意の大物がきてばーんと走られてもラインブレイクを大きく軽減してくれます。伸びのないPEラインを使っていても安心です。磯際に寄せてきた魚に締め込まれたときに、レバーブレーキの逆転だとラインを出しすぎることがありますが、ハイレスポンスドラグだとそれがない。負荷をかけた状態で滑らかにラインが出るので魚が止まって頭をこちらに向けるのが早いですね。ここぞという場面でドラグがいい仕事をしてくれます。
そして、ファイアブラッドのロッドとのコーディネートを考えて、BB-Xはボディを黒、レバーやスプールを赤にしています。服と一緒でコーディネートは大事ですし、それがかっこいいと傍から見た人もいいなと思うでしょうし、自分のテンションも上がってワクワク感がでますよね。