フォースマスター300 ~ライトゲームの新たな扉が開く~
2025年09月
※301、301DH:2025年10月発売予定船ライトゲームをもっと自由に、もっと快適に。 テンヤタチウオはもちろん、電動鯛ラバや電動メタルスッテなど、さまざまなスタイルで活躍するフォースマスター300。その汎用性の高さが、釣りの可能性を広げます。
2025年、フォースマスター300はさらなる進化を遂げました。あらたに搭載されたタッチドライブスピードロック、探見丸スクリーン、NEWフォールレバーが、より直感的で快適な操作を実現。さらに、PE1.5号・200mのラインキャパシティにより、幅広いフィールドとシチュエーションに対応します。
手巻きリール同等のスプールフリー性能が、テクニカルな船ライトゲームにおける感度を飛躍的に向上。まさに“ライトゲームのパートナー”として、自由自在な釣りをサポートします。
※探見丸スクリーン/探見丸スケールは、すべての探見丸親機搭載船で使用可能です。アキュフィッシュ機能と魚群水深表示は、アキュフィッシュ対応の親機搭載船のみ使用可能です。
【電源について】
製品にはリチウム電池は搭載しておりません。
リールの性能を十分に発揮するためにも、大容量のバッテリー(当社製:BTマスター11AH)のご使用を推奨いたします。
フォースマスター300 ~ライトゲームの新たな扉が開く~
【25AW新製品 船】フォースマスター300シリーズ / 吉田昇平・樋口輝【シマノオンラインフィッシングショー】
【電動リール】25フォースマスター300糸巻き学習方法【ForceMaster300/300DH/301/301DH】
リール本体を小型化したSコンパクトボディを採用することで、軽量化を実現するとともにパーミング性能がアップ。パーミング側のボディの高さを抑えて竿のグリップごとがっちりホールドできるので、コマセをシャクリ出したり、喰わせるための誘いを入れるなどライトゲームに求められる操作がより軽快にこなせるようになりました。手の小さい女性や子供でも握りやすく、親指1本で巻き上げ速度を自在にコントロールできるタッチドライブスピードロックやスピードクラッチなどの搭載機能も楽に使いこなせます。また、釣り人からの要望に応え、ラインキャパシティを増加。PE0.8号400m、1号300m、1.5号200m、2号150mにすることで、タチウオ釣りや鯛ラバなど幅広いターゲットやシチュエーションに対応します。
コンパクトなボディには、高いトルクを持続し強力なパワーを発揮するコンパクトなMUTEKI MOTOR+を搭載しました。MUTEKI MOTORに採用されていたネオジム磁石を特殊希土類磁石に変えることによって、駆動時のレスポンスが速くなり、着底直後に巻き上げたいときや、底付近のヒットで素早く底を切りたいときなどに大きなアドバンテージを与えてくれます。名機といわれた15フォースマスター300から、最大巻上速度は30%以上アップ、実用巻上速度も約10%向上しており、よりスピード感のある釣りを実現。短い時合いや貴重なチャンスタイムを逃すことなくターゲットにアプローチを可能にします。
さらに、新型モーターは従来モーター(自重:約62g)に比べて約10gの軽量化を実現し、新モーター自重は約52gに。モーターの軽量化により、ロングハンドルや大型液晶の搭載といった機能拡張が可能となり、製品全体としても15フォースマスター300より軽量化を達成しています。
小型電動リールのさまざまな機能が進化するなかで、改良の余地を残していたスプールフリー性能がアップしました。内部のギアまわりに電動リールに合わせた最適な設計を取り入れ、手巻きリール同等のフォール速度を実現。スプールフリー性能が高まったことで、仕掛けの動きに対するリールのレスポンスが向上し、着底感度やフォール中のアタリ感度が飛躍的にアップしています。つまり、「スプールフリー性能が高い=変化に対するレスポンスが高い⇒着底感度が良い、フォール中のアタリ感度が良い」という構図が、実釣における明確なメリットとして体感できるのです。
「フォースマスター300ならドテラ流しで手巻きリール同様に着底が分かる」と赤澤氏が語るほどです。着底がしっかり分かれば根掛かりは軽減でき、余分な糸ふけも出ないからアタリも明確。例えば鯛ラバで、今まで使用していたサイズよりもワンサイズ小さなヘッドが使えるメリットも増えます。また最初に落ちてきた仕掛けに反応することが多いイカ釣りなどで大きなアドバンテージになるはずです。
ボディ上部のシーソースイッチ(タッチドライブ)を指先ひとつで操作して、巻上速度を31段階で調整できるタッチドライブが進化し、自由自在なスピードコンロールを実現したのがタッチドライブスピードロック。着底直後に底を切ったり、狙いのタナから誘い上げたり、魚が喰ったときなどに、あらかじめ設定したスピード(中間速)で瞬時に巻き始める機能がタッチドライブの大きな特徴です。
たとえば、口の軟らかいアジを狙うときは巻上速度を遅めに設定しておけば口切れを防げるし、根魚のように一気に底を切らなければ根に入る魚の場合は速めに設定しておくといった具合です。そして、中間速でやり取りを開始したあとのスピード調整が車のアクセル操作のようにできるのがスピードロック機能です。タッチドライブを再度押せば速く、離せば遅くなるので、喰い上げたときはスピードアップ、その後の強い引きにはスピードダウンといったように魚の動きにすばやく追従できるのです。
また、ターゲットや釣り方に合わせて中間速を、なしから2段階まで設定可能。スピードロックとの組み合わせでより快適な釣りが楽しめます。コマセマダイのようにコマセを振った分だけ巻き取る、ポンピングで寄せた分だけ巻き取るような釣りには[スピードロックON×中間速OFF]。巻き上げる速度調整が不要なアジのような場合は、あらかじめ設定した中間速で巻き上げると効率的なので[スピードロック(ON/OFF問わず)×中間速ON]。テンヤタチウオや鯛サビキのように、微速で巻き上げて誘う釣りの場合、喰わせるまでは「中間速1(さそい速)」、アタリが出たら「中間速2(ファイト速)」で応戦し、さらにスピードロックが活用できる[スピードロックON×中間速ON(2段階)設定]、誘い上げもヒットしたあとも一定速で巻き上げてくる鯛ラバでは[スピードロックOFF×中間速ON(2段階]といった設定がおすすめです。
ドラゴン狙いに。
ファイト中の喰い上げ時には即加速して追従。その後の強烈な引き込みには、指を離すことで即減速して対応。巻き上げスピードを自由自在に操り、タチウオを攻略可能。
※タッチドライブスピードロック×中間速ON設定時。
直感的な操作感で獲る。
自動車のアクセルの如く直感的な操作が実現。コマセを振った分を巻き取る、ポンピングで寄せた分を巻き取る。釣り人のリズムやマダイの動きに合わせた攻略が可能。
※タッチドライブスピードロック×中間速OFF設定時。
瞬時に狙ったスピードで巻き上げて効率アップ。
ワンタッチで任意設定したスピードで巻き上げる。
アジを巻き上げる毎に速度調整が不要なため、ごく簡単な操作で、アジを攻略可能。
※タッチドライブスピードロック(ON/OFF問わず)×中間速ON設定時。
鯛ラバはタッチドライブ操作。
鯛ラバではドラグは緩めに設定し、タッチドライブ操作で巻き上げる。
さそい速は8速、ファイト速は20速程度。青物など他魚が掛かり、喰い上げをした場合はスピードロックで速度調整して対応。
※タッチドライブスピードロック×2段階中間速ON設定時。
メタルスッテのキャッチ率をアップさせるスピードロックの活用法。
メタルスッテを使ってイカを狙う釣りでは、仕掛けの重さがあること、特に日中のデイメタルではイカが浮かずに底狙いになるためフォースマスター300が活躍します。メタルスッテにおいてタッチドライブスピードロックをどのように活用すればいいのか、富所氏は語ります。
「イカを掛けて上げてくるときに、マダイやサワラ、青物などがイカを喰いに寄ってきます。それをかわすためにタッチドライブスピードロックは有効ですね。ファイト速を17か18にセットしておき、イカが乗れば巻き上げに入りますが、途中で魚がイカを喰いにくるとガツガツといったアタリが出るので、スピードロックで加速して回収に入ります。ただ、いつまでも高速で巻き上げるとイカが身切れしちゃうので、魚が追わなくなればファイト速に戻します。そうしたフィッシュイーターがいるかどうかは釣り始めから2、3投で分かるので、いるようならイカが掛かれば早めにスピードロックで加速してかわすようにしています」。
また、イカはスローなフォールに反応がよく、クラッチを切ってのサミングよりもフォール速度をコントロールできるフォールレバーを活用した方が誘い効果も高くヒットへつながります。
※タッチドライブスピードロック×中間速ON設定時。
コンパクトなボディに、大型モデルと同サイズの探見丸スクリーンを採用しました。釣りをしながら大型のカラー液晶で、現在の海底水深、海底形状、魚群の反応、魚のサイズ、時間経過の目安となる30秒間を示すバー表示といった5つの基本情報で、海中の様子を知ることができます。また、大型液晶は、ドット液晶に比べケタ違いの表現力で、明るい日中でも見やすく海中の様子が直感的に分かります。なお、探見丸スクリーンは、探見丸親機搭載船で利用可能です。
釣りにおいてフォール(沈下)は魚を誘う重要なアクション。クラッチを切り親指でスプールの回転をコントロールしていたところを簡単かつ正確にこなせるようになる機構がフォールレバー。フォースマスター300には、フォールレバーの内部にワンウェイローラーベアリングを搭載するNEWタイプを採用しました。フォール速度を遅くするためスプールの回転にテンションをかけた状態でも、ハンドルの回転やモーターの巻き上げ時に抵抗がなく、スムーズに巻き上げることができます。従来より緻密なフォールコントロールが可能になることで、テンヤタチウオやメタルスッテ、鯛ラバなどの戦略が拡がり、これまで反応しなかったターゲットにもアプローチできます。
Xシートテクニカルガングリップとタッチドライブの組み合わせが生み出す新次元の操作性、それが“瞬間・精密”コンセプト。
フォースマスター300はタッチドライブにより瞬時に狙った速度で巻き上げることが可能、それゆえ瞬間の操作を可能とし、さらにタッチドライブスピードロックは中間速を設定することにより、ファイト時には指を押す/離すことで狙ったスピードで巻き上げることが可能、つまり精密な操作をも実現します。
安定性に加え操作性をプラスしたXシートテクニカルガングリップ。言わずもがな、自在に、精密に仕掛けをコントロールすることが可能です。さらにパーミング時に親指の自由度が確保されるため、素早く確実にフォースマスター300のタッチドライブを操作することができます。
アタリからフッキング・ファイト等さまざまな瞬間において、思いのままにロッドとリールを操る。新次元の操作性をぜひ、ご体感ください。
富所 潤 JUN TOMIDOKORO
東京湾のタチウオ釣りでは基本的な誘い方として、バイブレーション釣法があります。ロッドをずっと振りながら巻き上げてくることで、テンヤを踊らせて誘うのですが、ロッドを手に持ち操作するので、リールは軽いほうがいい。フォースマスター300は軽くて電動リールの重さを感じることなく釣れるというのが大きな特徴ですね。
コンパクトなボディながら糸巻量が増えている。タチウオを狙うところは水深50〜70mが多いんですけど、どうしてもオマツリしたりしてPEが切れることがあるので、糸巻量が少ないと、そのリールは使えなくなるじゃないですか。糸巻量が多いというのは、そういう点でもメリットがありますよね。僕はPE1号を300m巻いています。
釣り始めはタチウオのポイントとなる潮のヨレをしっかりつかみたいので手巻きでやるのですが、ハンドルが長くなって(シングル65mm、ダブル60mm)使いやすくなっています。ずっと手持ちでロッドを振り続けるので、潮のヨレが分かれば電動に切り替えて疲れを軽減するという使い方をしています。
タッチドライブスピードロックの中間速を18ぐらいにして、タチウオが掛かって上に向かって走ったらスピードロックをオンにしてロッドが水平に戻るまで素早く巻き上げ、引き込んでいったら放す。そんな操作がワンタッチでできるのがいいですね。
40〜50号のテンヤを使いますが、フォールレバーが付いているので、テンヤを落としていくときにバックラッシュしにくいのも大きな特徴です。
モーターについては必要十分なパワーですね。巻上速度が速いので仕掛けの回収が早くエサの交換も素早くできる。一方でタチウオとファイトするときに、パワーがありすぎるとタチウオの口を切ってしまったりバラシの原因になるのですが、フォースマスター300のパワーはちょうどいいぐらいです。
フォースマスター300は、軽量コンパクトで手巻きリールに近い感覚で使えます。回収を早くしたいけれど電動リールだと重くて疲れてしまうという方に、ぜひ使っていただきたいですね。
赤澤 康弘 YASUHIRO AKAZAWA
PV撮影で、福井県の三国に行ったんですけど、三国というのは日本屈指のハードな海域なんですよ。水深が70mから深いところで120mあって、使用する鯛ラバは150〜250g。風や潮の流れに任せて船を流すドテラ流しだから、潮が速いときや風が強いときだと250gの鯛ラバで3回落として300m程道糸が出ていく。それをいままで手巻きでやっていたので、200m以上道糸が出ると回収がハードで身体がツラい。そのまま攻め続けるかどうか、一般の方にとって手巻きリールだと200mがボーダーだと思います。
そういうところでも回収が早くて楽な電動リールだと躊躇なく続けられる。要するに水深が深いところや潮流が速いところ、ドテラ流しで道糸がすごく出るところに電動リールは有効なアイテムなんです。ただ、電動リールといえば大きかったり、フォールが遅かったり鯛ラバで使うにはいろいろな性能が手巻きリールに劣っていました。フォースマスター300はそうした欠点を払拭した一台ですね。
まず大きさに関してはとてもコンパクトです。普段、私は手巻きのオシアコンクエストCTの300MGを使うんですけど、フォースマスター300はパーミングする左手に何の違和感もない。この小さなボディにPE1号が300m巻けるので、今回のような“ディープドテラ”でもライン残量を気兼ねすることなく釣りができます。
鯛ラバって基本的に落として巻く釣りです。着底したらすぐに巻き始めるのですが、底で止めてしまうと魚が鯛ラバを見切って喰うのをやめてしまう。だから着底後すぐに巻く「タッチ&ゴー」が非常に重要なテクニックのひとつです。フォースマスター300は、スプールフリー性能が高いので鯛ラバが底に着いた瞬間に糸が止まって着底の判断がつきやすく、すぐに巻き始められます。テスト段階で、鯛ラバでよく使われる手巻きリールのエンゲツプレミアムとフォール性能を比べたんですが、遜色が無かった。いままでの電動リールになかったフォールスピードを実現しています。
鯛ラバでは一定の速度で巻き続けて喰わせるので、電動リールの等速巻きは非常に有効ですね。今回は春の乗っ込みマダイが狙いでしたが、低水温で活性が低いパターンだったんですよ。底からデッドスローで巻き上げるという手巻きリールではなかなか難しい状況です。それがフォースマスター300だと、巻上速度を5、6、7と遅めに設定するだけで簡単にクリアでき、70cmオーバーを手にすることができました。通常の乗っ込みマダイだと速度12とか13で喰ってくると思うので、魚の活性、海の状況、ドテラで流される船の速さなどを考慮してヒットする速度を探していくのも電動鯛ラバの楽しみのひとつですね。
これまでなかなか攻め切れなかったハードな海域やシチュエーションで、フォースマスター300は大きな武器になってくれると思いますね。長距離を巻き続ける持久力が心配な方にもおすすめです。
吉田 昇平 SHOHEI YOSHIDA
大阪湾のタチウオ釣りの場合、道糸がPE2号で統一されている船が多いのですが、フォースマスター300はコンパクトなボディにPE2号が150m巻けるので、水深45〜46mから深いところで90mを狙う神戸沖などでは最適な1台ですね。
タチウオは1日を通してヒットパターンがころころ変わるじゃないですか。ときにはバイブレーション釣法のように、ずっと揺すっていたり、いろいろな誘い方をするんですけど、竿を持って操作するので、リールは軽いほうがいい。ボディが小さくて握りやすいのもいいですね。フォールスピードも手巻きリールのように軽くなったと感じますし、巻き上げスピードも速くて手返しもいい。基本的に電動で使いますが、手巻きで使っても巻き上げがすごく軽くて操作性がいいですね。
タチウオ釣りではタッチドライブスピードロックの中間速をちょっと遅めの15ぐらいにセットして使いますが、魚を掛けたらスピードロック全開で巻き上げて一気に魚との距離を詰め、魚が強く引けばボタンを放すと15のスピードに戻る。取り込みも早いし、身切れなどのバラシを抑えられてすごく効率が良いんですよ。電動リールで狙いのスピードにピタッと合わせるのって、なかなか難しいんですけど、タッチドライブスピードロックはボタンをポンと押すだけで一発で合う。電動リールが初めての方でもすごく扱いやすいと思います。また、タッチドライブのボタンに厚みが出て押しやすくなり、巻き取りスピードも指の加減で調整しやすくなっています。
フォースマスター300のもうひとつの特徴は、探見丸スクリーンを搭載していることですね。探見丸の子機を買うとなると、それこそリールが1台買えるくらいですが、それがリールに付いています。
手元の画面が見やすいだけでなく、状況に合わせて釣り方を変えるきっかけをつかみやすくなる。たとえば、タチウオの喰いが渋くて船長が「流し替えます」ってなったとします。喰いが渋いのでテンヤの誘いもゆっくり丁寧に釣っていたとして、流し替えた先でも探見丸スクリーンがなければ釣り方は変わらないと思うんですよ。ところが探見丸スクリーンに、タチウオの群れが映ったら、早い展開の誘いも通用するんじゃないかって、それが試せるんですよ。これはすごく大きなことですよね。
あとは水深や地形の変化が一目瞭然なので、鯛サビキのように磯のトップに付く魚を狙うのにもめちゃくちゃ良いと思います。この釣りでは、船長がまず岩場を当てにいって、魚の反応があることを確かめてから、もう一回上りなおして磯のてっぺんに向かって船を流していく。その軌跡が探見丸スクリーンに映るので、最初からてっぺんに照準を合わせられる。それが分からないと手前の深いところから探っているうちに根掛かりでチャンスを逃したりもするんですね。
探見丸って、持っていないとそわそわするスマートフォンと一緒で、なくてはならないアイテムなんです。それがリールにあるかないかで便利さは大違いですよ。
釣りにおいてフォール(沈下)は魚を誘う重要なアクション。クラッチを切り親指でスプールの回転をコントロールしていたところを簡単かつ正確にこなせるようになる機構がフォールレバー。フォースマスター300には、フォールレバーの内部にワンウェイローラーベアリングを搭載するNEWタイプを採用しました。フォール速度を遅くするためスプールの回転にテンションをかけた状態でも、ハンドルの回転やモーターの巻き上げ時に抵抗がなく、スムーズに巻き取ることができます。従来より緻密なフォールコントロールが可能になることで、テンヤタチウオやメタルスッテ、鯛ラバなどの戦略が拡がり、これまで反応しなかったターゲットにもアプローチできます。
ロングクランクハンドルで手巻きが快適。
フォースマスター300では、シングルで65mm、ダブルで60mmのロングクランクハンドルを採用しました。ハンドルを長くすることで大きな負荷がかかった状態でも力強く巻き上げることでき、手巻きがより快適になります。
「クラッチON」もしくは巻き始めたところから、設定した距離を巻き上げるとアラーム音でお知らせする機能です。さそう棚の幅(距離)が決まっている時、カウンター表示を確認せず、さそいが可能になります。たとえば、タチウオや鯛ラバの釣りで、巻き上げ距離アラームを10mに設定し、「底から10メートル」の誘いを繰り返すとき、水深の変化に関わらず着底から10メートル巻いた時点でハンドル巻き上げ、電動巻き上げともにアラーム音でお知らせします。
※一度アラームが鳴り、クラッチをOFFにせず、さらに巻き上げてもアラームは鳴りません。再びクラッチをOFFからONにし、設定した距離を巻き上げるとアラームで通知します。
モーターで電動巻き上げをしているときにクラッチをOFFにすると、自動でモーターもOFFになる機能です。フォール中のモーター音がなくなり、繊細な操作に集中できます。また、クラッチをONにすると再び電動巻き上げをレスポンス良く開始します。
※設定をONにしてご使用ください。
"フォース"で発揮される高いトルクとパワー。駆動時のクイックレスポンスが真骨頂。
MUTEKI MOTOR+とは高温時にも高いトルクを持続し、強力なパワーを発揮するブラシモーター。もともとは、一般的なプラスチック磁石を使用するモーターよりも、より高い性能を発揮するMUTEKI MOTORでしたが、これに採用されていたネオジウム磁石を特殊希土類磁石に変えることによって、さらに上の性能を獲得したのがMUTEKI MOTOR+になります。特に実釣面において駆動時のレスポンスの速さが特筆され、仕掛け着底後にヒットするケースなどでは、すばやく底を切るための大きなアドバンテージとなります。トルクやパワーはもちろんですが、数値では示すことができない部分のスピード感こそが、このモーターの真骨頂といえます。
ワンタッチで狙ったスピード(中間速設定)で瞬時に巻き上げることができ、まるで車のアクセルのように、タッチドライブを再度押すと加速し離すと減速することにより、ターゲットの動きに追従でき自由自在なスピードコントロールを可能にしました。例えば、タチウオが喰い上げたとき、あらかじめ設定した中間速ではスピードが遅く間に合わない場面、タッチドライブを再度押すと中間速より加速し、タッチドライブを離せば減速し中間速に戻ります。この操作のメリットは、穂先に荷重を乗せた直後、引っ張り合い(バレ)を容易に防ぐことが可能になりました。
※タッチドライブスピードロックのON/OFFの切り替えは、「LOCK」ボタンを押すごとに切り替えできます。電動で巻き上げ中も切り替え可能です。
電動リールにカラー魚探表示機能を搭載。
探見丸スクリーンは、海底水深、海底形状、群れの大きさや魚体長=ACCU-FISH®(アキュフィッシュ)などの魚の反応、そして仕掛けの軌跡を電動リールに表示。船べりの探見丸子機やスマートフォンに眼を移すことなく、手元のリールカウンターの上に鮮明なカラーで映し出されます。克明な海底の変化や魚の反応など、見ているだけでモチベーションが上がり、実釣に直結する機能。電動リールと探見丸の融合をぜひご体感ください。
※探見丸スクリーンは、全ての探見丸搭載船で使用可能です。
※ACCU-FISH®機能は、ACCU-FISH®対応の親機搭載船のみ使用可能です。
海底水深や海底形状、魚群情報をリールに表示。
簡易魚探機能の探見丸スケール。刻々と変化する「フラット」「かけ下がり」「かけ上がり」の3つの海底変化が、見やすくわかりやすいピクトで表示されるので、海底形状がイメージしやすくなります。また、ピクト横の海底水深表示は、リアルタイムで表示されるので、底取りの予測や海底のトレース、根掛かりの不安を抱くことなく釣果アップにつなげられます。さらに、魚群を感知するとアラームが鳴り魚群水深表示に切り替わると、魚のいるタナ(魚群水深)が表示され、すばやく仕掛けをヒットゾーンに届けることができます。
※海底水深表示は、全ての探見丸搭載船で使用可能です。
※魚群水深表示は、ACCU-FISH®対応の親機搭載船のみ使用可能です。
船縁で魚探を見ることができる探見丸システムに対応している電動リールです。探見丸の子機と接続することができるため、船釣りの楽しさがワンランクUPすること間違いなしです。
制御することが困難だったフォールスピードを容易、かつ正確に制御できるフォールレバー。より戦略的にスローフォールでさそう釣りが可能になりました。フォースマスター600シリーズに搭載のNEWフォールレバーは、内部にワンウェイローラーベアリングを搭載しフォールテンション(ブレーキ)をかけた状態でもハンドル回転やモーターの巻き上げに抵抗が生じません。フォールのブレーキ力は80号相当の負荷まで対応。テンヤタチウオ、コマセマダイ、落し込み、イカなど様々な釣りで、カウンターに表示されるフォールスピード表示を確認することでヒットパターンの再現を可能にします。
クラッチレバーを押すだけの簡単操作でクラッチON/OFF切替が可能。スプールをサミングした状態でクラッチ操作ができるので、煩わしいバックラッシュを防止します。さらに、スプールを指で押さえたままクラッチ切替がスピーディに行えるので狙いのタナがズレることもありません。
リール本体のコンパクト化はもちろん、電源ケーブルのコネクターを従来品とは逆のハンドル側に配置。リールをガッチリとホールドできるボディ形状設計。パーミング性能が向上し快適に操作できます。
高速落下性能が攻めの釣りを拓く。
大口径のスプールを滑らかに逆転させるため、主要回転軸に多くのS A-RB(ボールベアリング)を配置。低負荷で逆転を始める高速落下性能は、小型電動リールに採用しているスーパーフリースプールと同等の落下性能を確保しています。軽い仕掛けを用いる釣りや、狙いの棚にすばやく仕掛けを到達させることができます。
エキサイティングドラグサウンドが電子音になりました。アングラーを白熱させる音が鳴り響きます。
軽量カーボン素材CI4を進化させた新カーボン素材。軽さをそのままに剛性、耐久性が大幅にアップし、リールの小型、軽量化を可能にしました。
特殊防錆処理をベアリング自体に施すことで、錆びに対する耐久性が大幅にアップしました。S A-RBはさらに側面を防錆素材でシーリングし、ベアリング内部での塩分再結晶化による塩ガミを大幅に減少させています。
視認性、操作性に優れたドット液晶です。
|
品番 |
ギア比 |
最大ドラグ力(Kg) |
自重(g) |
スプール 径(mm)/幅(mm) |
糸巻量PE(号-m) |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) |
ハンドル長さ(mm) |
ベアリング数BB/ローラ― |
実用巻上持久力(Kg) |
最大巻上速度(m/分) |
実用巻上速度(m/分)1kg負荷 |
実用巻上速度(m/分)2kg負荷 |
夢屋ハンドルノブタイプ |
夢屋ハンドルタイプ |
電動ケーブル全長(m) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 300 | 7.4 | 5 | 405 | 28/21.5 | 0.8-400, 1-300, 1.5-200, 2-150 | 65 | 65 | 9/2 | 3 | 215 | 137 | 129 | B | BH-1 | 2.5 |
95,200円 |
047335 | 4969363047335 |
| 300DH | 7.4 | 5 | 400 | 28/21.5 | 0.8-400, 1-300, 1.5-200, 2-150 | 65 | 60 | 9/2 | 3 | 215 | 137 | 129 | A | BH-1 | 2.5 |
95,200円 |
047342 | 4969363047342 |
| 301 | 7.4 | 5 | 405 | 28/21.5 | 0.8-400, 1-300, 1.5-200, 2-150 | 65 | 65 | 9/2 | 3 | 215 | 137 | 129 | B | BH-1 | 2.5 |
95,200円 |
047359 | 4969363047359 |
| 301DH | 7.4 | 5 | 400 | 28/21.5 | 0.8-400, 1-300, 1.5-200, 2-150 | 65 | 60 | 9/2 | 3 | 215 | 137 | 129 | A | BH-1 | 2.5 |
95,200円 |
047366 | 4969363047366 |
注記 ※フォースマスター300は全機種PEライン専用です。
※スプールの下巻きライン部(上ライン)まで下巻きをした場合の糸巻量(PE号-m):0.8-200
※スプールの下巻きライン部(下ライン)まで下巻きをした場合の糸巻量(PE号-m):1-200
※本製品は、一部の08探見丸と通信できない場合があります。シリアルナンバー「200804~201010」が対象になります。お手元の08探見丸CVの裏側のシールに記載しております。ご確認の上、ご使用ください。
※「ACCU-FISH®」は、古野電気株式会社の登録商標です。
※この製品は電磁波を発生させる製品であり、各国の規制法令や技術認証制度の適用対象となり得ます。日本国外に対する販売は処罰の対象となるおそれがあります。転売行為はおやめください。