一見すると普通のテンヤですが、使ってみると随所に色々な工夫があることに気づく、そんなテンヤですね。
テンヤタチウオではエサ付けが非常に重要、主に東京湾ではイワシを止めるためのイワシキーパーを使いますが、バレットテンヤにはイワシキーパー用のアイがあります。アイが1つだとテンヤ交換、エサ交換で手間取りますから、専用アイは実に役立ちます。
メインのアイは2つ、手にとってスナップを接続していただくと分かると思うのですが、大きく作られており、着脱が楽でとにかく使いやすくしました。そしてエサをワイヤーで巻き止めるための下に付いたアイも、よく考えられていると気づくはずです。単にアイを付けたのではなく、イワシなどを装餌した状態でアイの根元が埋没しないよう、元部を長くしてあります。これはテンヤタチウオをやったことがある方ならすぐに気づくと思います。
使用するハリの選別・角度も徹底的に吟味し、バラしにくい工夫を凝らしました。見た目は普通なのに、使うととても使いやすい。これはテンヤタチウオの本質を理解しているからこそのテンヤだと思います。
動きに関して、弾丸型ヘッドは真っ直ぐ沈み、適度に抵抗を感じますから、上下、左右に程よく動きますので、だれが使っても使いやすいはず。タチウオで誘い方が分からない、状況が分からないとき、特定の性能が突出したテンヤでは釣りが難しくなってしまうことがあります。ましてテンヤタチウオに慣れていない人、初めての人は、そもそも状況が分からないわけですから、バレットテンヤの「普通である」ことは非常に大切で、タチウオがどんな誘いに反応してくるのか、潮が速いのか、遅いのか、バレットテンヤを使うことで、ひとつの基準を自分の中につくることができ、次のステップへつながる釣りができると思います。
サイズも30~50号はもちろん、60、80号までありますので、深場、速潮でも、全国各地に対応でき、カラーも最大7色がラインナップされています。ほとんどのフィールドで、私はバレットテンヤからスタートすると思います。