赤木さんが考えるスライドアサシンの強みは大きく3つある。
「まず、左右へのS字スラロームの動きは、ヒラスズキがあまり目にしない動きのはずで、魚から見て新鮮ですから、バイトを引き出しやすいことが挙げられます。次に、ただ巻きで左右に20㎝ほどスラロームしますが、横からの潮の流れを受けるようにすれば、それ以上にスラローム幅を大きくすることもできます。これを利用して、サラシに翻弄され、泳ぎを乱して喰われやすいベイトフィッシュを演出しやすいです。最後にジェットブーストの採用により、従来のシンキングペンシルより飛距離が出るため広範囲を探りやすく、ヘッドリップにより潮噛みが良いので扱いやすく、ピンを狙いやすいといった利点もあります」
赤木さんの磯ヒラゲームは、サラシが絡むスリットを狙うことが多い。このゲームで、これらの強みは威力を発揮しやすい。