ランザ 120F/145F ジェットブースト

【水中ルアー動画】エクスセンス ランザ 120F ジェットブースト

【バチ抜け攻略】圧倒的飛距離で射抜く！ランザ120F ジェットブースト【エクスセンス】

「エクスセンス ランザ120F/145F ジェットブースト」のコンセプトは、バチ抜けパターンの攻略に特化したシーバス用のルアーで、安定した飛距離を実現するフローティングペンシルであることです。フローティングモデルにこだわったのは、表層で引波を立てて泳いでいるバチに合わせて、ルアーも同じようにアクションさせやすくするためです。ボディ設計とウェイトバランスにより、水平姿勢を維持することが可能となり、本物そっくりの引波を演出します。

またフローティングペンシルにありがちな、飛ばないという課題も、ジェットブーストのテクノロジーが解決しました。軽くて飛ばしづらい印象の強いフローティングペンシルですが「エクスセンス ランザ120F/145Fジェットブースト」は、テスト時にクラス最高の平均飛距離を記録しました。フローティングモデルにより、高い喰わせ性能を維持しながら、課題であった飛距離の問題を解決したフローティングペンシルになっています。

「エクスセンス ランザ120F/145F ジェットブースト」を飛距離に優れたフローティングペンシルにするためには、シマノのテクノロジーである「ジェットブースト」の存在が欠かせませんでした。これにより、キャスト時は重心が後方に動いて、安定した飛距離を実現。さらに内部にあるバネの力によってメインウェイトが意図した正しい位置に自動で戻るため、ルアーは着水して巻き始めた瞬間にアクションを開始します。ウェイトを正しい位置に戻すためにリップを付けたりする必要もないため、アクション時の姿勢が斜めになることもなく、より自然な動きを演出できる水平姿勢でのアクションを可能にしました。

今では、ほとんどのエクスセンスのルアーに採用されているジェットブーストですが「エクスセンス ランザ120F/145F ジェットブースト」は特別仕様の設計です。その秘密がタングステンウェイトの直径で、多くの場合は5mmや6mmといった少し大き目のタイプが用いられていますが、このルアーでは4mmのタングステンウェイトを特別に準備して採用しました。これはルアーの飛距離が犠牲にならない範囲で、最適な浮力のバランスや強度を考慮した結果です。その差は1〜2mmと細かな違いですが、この小さなウェイトのおかげでバチをイミテートした細長いボディと、実用性を両立させています。

ランザ120F、7.5g、平均飛距離44m。ランザ145F、11g、平均飛距離55m。どちらもフローティングペンシルのカテゴリーにおいて、クラス最高の平均飛距離を記録しています。

120Fでは対応しきれないデカバチ、サヨリ。特にサヨリは実際に居るサイズに合わせるよりも、ルアーを一回り大きくしたほうが効果的な場合があります。

ランザシリーズに145Fが新たに追加され、120Fと組み合わせることで、あらゆるベイトパターン、状況に対応させることが可能になりました。

飛距離に優れたフローティングペンシルということで実釣で投げてみましたが、思った以上の飛距離に驚きました。軽いルアーですが、使い心地がよいので気持ちよくキャストが続けられます。また私がバチ抜けパターンのルアーとして重要だと思うのが、ルアーがどのように引波を発生させているのかということ。この「ランザ120F ジェットブースト」は水平姿勢になっているので、よりリアルな引波を発生させているように感じます。特にバチ抜けパターンでシーバスを狙っていると、魚が間違えてこの引波にバイトしてくることが多々あるのですが、仮に喰い損ねたとしても、他のルアーと比べてその後もしつこくバイトしてくるように感じました。バチ抜けパターンの釣りは、バイトの瞬間が見えて目でも楽しめる釣りです。ぜひこのルアーで、激しいバイトの瞬間に味わえる興奮を体感していただきたいですね。
 

私が145mmサイズを使用することが多い状況は、広いポイントで少しでも遠投したい時と、たくさんのバチの中でも存在感を重視したいときです。また、145mmの方は、流れの影響を受けたときに120mmよりもほんの少しだけ沈むような浮力設定になっています。これは5cmにもみたない僅かな差ですが、この違いがシーバスのバイトを引き出すことにつながり、その後に反応がガラリと変わることも少なくありません。さらに私の場合は「ランザ」を使う際、ただ巻きで引き波を立てながら、時折シェイクを入れて操作することがあります。こうすることで、ルアーはわずかに縦に揺れ、通常の引き波に加えてルアーの波紋をより大きく広範囲に広げられると考えています。このような小技が使えるのは、フローティングモデルならではで、アクションにちょっとした変化を加えたいときには試してみてほしいテクニックの1つです。バチパターンの攻略はその日の状況をいかに早く見極められるかが、釣果を伸ばすコツになります。短い時合の中でいち早くパターンにマッチするルアーを見つけるためにも、120mmタイプと145mmタイプを使い分けて、ぜひバチパターンを楽しんでみてほしいですね。