オシア タングマンブレードは60g、80gだけのラインナップだったオシア タングマンの40g、50gバージョン、しかもあらかじめブレードチューンされたアイテムです。タングマンに40g、50gが登場したのは嬉しいですね。広島とか大阪湾のサワラ狙いのブレードジギングでは、40、50gのニーズはすごく多いですから。
オシア タングマンブレードはインショアゲームにベストマッチのサイズ感です。飛距離は出るし、 シルエットは小さい。レスポンスも速い。シマノ製品では、このサイズのブレードジグはオシア メタルショットTGボートサワラだけでしたがより選択肢の幅が広がりました。
最大の特徴はやはりタングステン製という点。手返しの速さが強みです。たとえば1日の釣りのなかで鉛のブレードジグを使った場合、100回キャストして探れるとします。これがタングマンブレードであれば、105回、110回というように回数を増やすことができると思います。もちろんそれだけヒットチャンスは増えます。サワラは、いつヒットするか分からない魚です。分かりやすい時合で釣れるときもありますが、潮がたるんだとき、ピタッと潮が止まったときにもヒットする可能性があります。やはりキャスト回数が多いほうがチャンスは増えるし、釣れる確率もアップします。
タングステン製ジグの優位性は他にもあります。サワラは速く沈むルアーに対して好反応を示すことが多い魚です。出会いを多くするためには沈みの速いタングステン製ジグはとても有利です。また、ブレードジギングはけっこう疲れる釣りです。タングステン製ジグはボディが小さく引き抵抗も小さくなるので疲れにくい。鉛製に比べると圧倒的に有利ですね。ベイトが小さい時にマッチさせやすい点もタングステン製に軍配があがります。
標準装備されているブレードに関しては、個人的にゴールドがお気に入りです。潮が濁っているときなどは目立ちやすいと思います。反応がないときにシルバーからゴールド、ゴールドからシルバーという感じでチェンジするのもおすすめ。チューンナップパーツとして、スケールブーストコロラドブレードもあります。攻略パターンのひとつとして試してみるのも面白いと思いますよ。