メインのカラーはマットホワイトなのですが、テストを繰り返していろいろ試した結果、いちばん見やすかったですね。日中、朝夕のマズメ、そして夜もヤエン釣りはおこないますが、このホワイトがほぼ全ての時間帯で見やすかった。ヤエンはラインをつかんで入れることが多いので、空中でつかむ動作を一刻も早くしなければなりません。そのためにまず視認性を第一に考えたということなんですね。
またアジに近いブラックのマーカー部分にハリを結んだり、アジを直接結んだりしていただくことで、水中で目立たずアオリイカの警戒心を抱かせないようにできます。全部ホワイトのラインでもイカを釣ってはいますが、よりスレたイカにアプローチするときは少しでも違和感を与えないほうが有利だと思います。
そしてヤエン釣りにおいては、ヤエンを入れるタイミングがもっとも難しい。どれくらいラインを巻き取れば入れることが可能なのか? 足場の高低もありますし、海面から出ているラインの角度なども含め、それは永遠のテーマなのですが、一般的に言われているのは釣り人からイカまで20m前後です。
もちろん近いほうが角度が付いてヤエンも滑りやすくなるのですが、よく滑るA-RB ラインローラーヤエンがありますので、早く勝負を決めたいときは30mくらいの距離で入れてしまうこともあります。ただ、それを差し引いても20mくらいが一般的な距離ですね。
たとえば10mごとに色分けされているラインなら、カラーパターンをおぼえておくことでヤエン投入の目安にすることもできますが、今回のラインはそれをさらに進めて、明確な投入の目安のために赤のマーカー部分を入れました。仮に20m以上ラインが出された場合、寄せてきて海面に赤のマーカー部分が見えた時点が投入のサインなんですよ。赤のマーカー部分は先端から15~16.5mの範囲です。ここが海面に現われたとき、そこから竿先まで竿1本分以上のラインが出ているはずです。つまり合計で約20mの距離なんですね。ライン先端から20mで赤のマーカー部分を施して試してみましたが、竿先の位置で投入のタイミングを合わせようとすると、急に引っ張られたときにドラグを緩めたり対応がしづらくなってしまいます。海面で確認するほうが心の余裕が生まれるんですよ。