解禁日は河川によって異なりますが、3月には多くの河川が解禁します。標高の高い山では多くの残雪。暖かい日などは雪シロと言って川が増水することもあり、注意が必要です。早い時期に釣れる魚は「サビ」と言って、体が黒ずんでいることもあります。緩流帯などでエサの流下を待つことが多く、引きも弱いです。山肌にヤマブキの花が咲くころから本格的なシーズン到来です。

初夏

晩春から初夏にかけ、ベストシーズンと言える季節。水生昆虫がたくさん流れ、魚の活性も高くなります。銀色の魚体に淡い紫色のパーマークが美しく、体高もあり、魚の引きも強くなります。木々の新緑も美しく、楽しみも多くなります。

真夏

水温が高く、活性が悪くなる時期。朝夕が狙い目と言われる季節。水温が低い上流域や支流なども狙い目。この時期の雨は好転をもたらします。水中酸素が増え、水温低下にもなるからです。産卵のために上流へ移動する個体などもあり、喰い渋ることもあります。

個体も大きくなり、産卵のために体型・容姿が変わります。婚姻色と言って、体側に鮮やかな模様が入りオスは鼻が曲がって、凛々しい顔つきになります。旺盛な捕食では無いので、盛期とは異なるポイントになります。

●オスの鼻曲がり(アマゴ)

晩秋から冬

河川によって期間は異なりますが、9月下旬~2月末日まで産卵の保護をするため禁漁期間。この時期は魚を保護するため釣ってはいけません。