釣り場には源流・渓流・本流があります。源流は最上流域。その下流にあたるところが渓流、そして、本流。川幅が10m以上になるようなところから、一般的に本流と呼ばれています。
上流域には冷水を好むイワナが生息。背中は褐色を帯びた暗緑色。体側に白紋が入り、腹部の黄色がかった個体が一般的。地域や河川によって、白紋の大きさや模様が異なります。臆病な性格で、石影や倒木下などからエサを捕食することが多いですが、大胆に流れで泳ぐ姿も目にします。
その下流になるとヤマメやアマゴが生息しています。アマゴはおもに西日本に生息。オレンジ色の朱点が体側に点在しており、それが無いのがヤマメになります。おもに寿命が2年。3年生きる個体もあります。警戒心が高く、慎重なアプローチも必要。
海に下らず河川に残留する陸封型のヤマメに対し、海に下って回遊した後、産卵のため川へと遡上する降海型がサクラマスです。アマゴの降海型がサツキマスと呼ばれ、いずれも4月から6月頃に遡上し、9月から10月頃に産卵をします。