コルトスナイパー XR MB

【22SS新製品 ロックショア】コルトスナイパーXR MB・コルトスナイパーBB 振出 / 赤木光広【シマノオンラインフィッシングショー】

私の場合はポイントへアクセスするのに短ければ20分ほどですが、長い時で1時間ほど歩きます。その道中も平坦ではなく、山道や草木の覆い茂った場所です。その際、ロッドはケースと一緒にバックパックに入れて持ち運んでおり、これで道中の快適さが大きく変わりました。2ピースだと飛び出した草木に竿先のことを気にしなければならず、それが何度も続くとストレスになりがちです。そしてなにより両手が空くことで歩行時の安全性が高まります。これまで気になっていたポイントへ足を運ぶきっかけを作ってくれそうなロッドです。いろんな場所へ出かけてどんどんポイントを開拓していきたいものですね。

磯での釣行は2ピースを使用するのが基本でしたが、このロッドの登場で考え方が大きく変わりました。そもそもなぜ2ピースかと言えば、継ぎ目の多いロッドは持ち運びやすくなる反面、その継ぎ目の多さから全体的にパワーが弱くなるイメージが抜けきれなかったからです。特に磯では青物がターゲットになるため、ロッドのパワーは必要不可欠。主導権を握られてしまうと肝心な1匹を逃してしまうため、その不安を取り去ることができませんでした。しかしこのロッドを実際に使ってみると、まったくそんな心配はありません。7kgクラスのブリを筆頭にさまざまな青物とファイトを繰り返したのですが、まだまだパワーに余裕を感じます。特にロッドが曲がったときの粘りが印象的で、根に潜ろうとする魚に対して多少強引にやり取りすることを迫られるようなシーンでも、しっかりと主導権を握れました。今回のロッドは5ピース仕様。長年2ピースに慣れ親しんできましたが、コンパクトロッドの性能の進化に驚いています。私と同じようにまだあまり良いイメージがない方ほど、このロッドを手にとって性能の高さを実感していただきたいです。