ブルズアイリミテッド×ヒラマサ in 上五島 【メーターオーバーを多数キャッチした実釣テストを追う】
いままで届かなかった遥か沖の潮目に潜む大型魚と対峙するために。「より遠く、より力強く」をコンセプトにブランクス、ガイド、細部のパーツに至るまで極限の性能を追求した磯遠投ロッドのフラッグシップ。本質であるブランクスにはスレた魚に口を使わせるために必要な的確で繊細なラインメンディングに優れた磯竿4号相当のソフトティップとメーターを超えるヒラマサ等、大型青物の瞬発力とパワーに力負けしない粘りと復元力を備えた磯竿6号相当のハードバット設計。もちろん、スパイラルXコア&ハイパワーXによりネジレ・つぶれを徹底追放したブランクスであるため、キャストがブレず、アングラーがインプットした動作を正確にアウトプットが可能。一方で、大型リールとナイロンライン10号以上のアンバランスなタックルシステムに対応するため元ガイドにはXガイドタッチフリーチタンを採用。ライン放出時のブランクスタッチを防ぎ、従来のガイドシステムでは実現不可能であった遠投とライントラブルレスを両立。ファイト時にはアングラーの負担を軽減するために、フロントグリップは両手で保持しても滑りにくいマットラバーコーティング、腹当てファイトの負荷を分散する着脱式ファイティングボトムを採用することで大型魚との格闘を頼もしくサポート。磯遠投ロッドの全ての次元が変わる。新時代の到来を体感せよ。
ブルズアイリミテッド×ヒラマサ in 上五島 【メーターオーバーを多数キャッチした実釣テストを追う】
ブルズアイリミテッド×ヒラマサ in 上五島 ~磯遠投ロッドの全ての次元が変わる~
【24AW新製品 磯】ブルズアイリミテッド / 平和卓也【シマノオンラインフィッシングショー】
トラブルレスで飛距離が伸びる。いままで届かなかった沖の大型がターゲット。
「あと10m、いや、あと5mでも飛距離が伸びれば、ポイントに、魚に手が届くのに…」。沖を通す潮目や回遊するヒラマサを前に、そんな悔しい思いをされたカゴ釣りファンも多いのではないだろうか。マキエを詰めた仕掛けをぶっ飛ばし、沖でダイレクトにサシエと同調させるカゴ釣りは広範囲を探れる遠投力が大きな武器。磯の近くに寄ってこない大型を狙えるのが魅力だが、相手が大きくなればなるほどラインが太くなるため飛距離が落ちてしまう。
ガイド径が小さく足の低い元ガイドしか選択肢が無い…それが大きな原因だった。キャスト時にリールのスプールから放出されるラインが、ブランクスを叩いてしまうことによって飛距離が伸びないだけでなくライントラブルの原因にもなっていた。こうした悩みをクリアしたのがブルズアイ リミテッド。
元ガイドに足が高く最適な口径を持ったXガイド タッチフリーチタン(遊動)を採用。キャスト時のブランクスタッチを軽減し、ストレスのないキャストフィールと飛距離を実現した。また、スレた魚を喰わせるために誘いがかけやすい4号相当のティップと飛距離を生み出しファイトを楽にしてくれる6号相当のバットを融合。さらにファイト時に釣り人の体力負担を軽減するファイティングボトムやリールシート周りの加工など、ブランクスのポテンシャルをサポートする機能も盛り込んだ。いままで届かなかった沖のポイントを直撃し大型を引き出せる1本に仕上がった。
ブランクスタッチを抑えキャストフィールと飛距離がアップ。
新たなシマノオリジナルガイドであるXガイド タッチフリーチタン(遊動)を搭載。
ブルズアイ リミテッドは、大型のヒラマサ狙いなどでは、シマノスピニングリールSW8000〜14000番にナイロンライン10号以上を想定する。この場合、従来のカゴ釣りロッドに採用されていた元ガイドではガイド径が小さくガイドの高さが低いため、キャスト時にリールのスプールから螺旋状に放出されるラインがブランクスタッチを繰り返し飛距離が落ちてしまう。キャストフィールも不快なうえ糸ヨレが発生し、穂先絡みやファイト中の高切れなどライントラブルの原因にもなりかねない。
そこで採用するのがXガイド タッチフリーチタン(遊動)。これは、ショアキャスティングのシマノ最高峰ロッドであるコルトスナイパーリミテッドに搭載されているシマノ独自のXガイド タッチフリーチタンを遊動化させたもの。キャスト時のブランクスタッチを軽減しラインの螺旋を一気に収束、糸ヨレも抑える小口径ハイフレームのこのガイドを、大型スピニングリールとの高さ、距離のバランスを突きつめて元上に配置。10号以上のラインでもブランクスタッチや糸ヨレを抑え飛距離低下を抑制すると共に、快適なキャストフィールとトラブルレスな使用感を実現する。
軽快で投げやすくファイト時は身体に優しい。喰わせ力と取り込み力を高次元で両立。
圧倒的なパワーとスピードを誇るヒラマサをさらに手強くするのが、シモリに突っ込む習性だ。深いタナで喰わせると、一気にシモリへ走られてラインブレイクなんてことは珍しくない。それを防ぐため、ボイルオキアミをエサに打ち返しを続け、エリアによっては上撒きもプラスして水面下に誘い出す。浮いた魚を沈ませない、カゴヒラマサは継続性の釣りといわれる所以だ。ブルズアイ リミテッドのスパイラルXコア&ハイパワーXブランクスは、重量を増すことなくネジリ剛性とつぶれ剛性を高め、遠投とファイトに必要なパワーと強度をバランスよく設計。15ヒラマサスペシャルに比べて約20%のブランクスの軽量化を実現し、軽快で投げやすく飛距離が伸びるとともに、硬い竿にみられるような釣り人へもたらすファイト時の負担を軽減。大型とのやり取りにアドバンテージを与えてくれる。
また、人気釣り場ともなるとシーズン中は連日のように釣り人が入るため、ヒラマサもスレていることが多々ある。ブルズアイ リミテッドに搭載する4号相当のソフトなティップ(#1)は、スレた魚を喰わせるための誘いをかける、仕掛けを張る、ラインメンディングをするといった操作がしやすく、掛けたあとは6号相当の強靱なバットがパワーを発揮。より多くのヒットチャンスをメイクし、大型を獲り込みやすい調子になっている。
グリップ周りと竿尻にひと工夫。腰を落とす両手ファイトを強力サポート。
圧倒的なスピードとパワーを誇るヒラマサとのファイトでは、竿尻をお腹に当てて腰を落としリールシートの上部を両手で握って応戦することも少なくない。ブルズアイ リミテッドは、製品ロゴの上部まで長めにマットラバーコーティングを施すことで、両手で竿を握った際の滑り止め効果がアップ。
そして竿尻に、付属品であるEVA製脱着式ファイティングボトムを装着すれば、お腹に竿尻を当てた際の負担を軽減するとともに、がっちり竿尻をホールドしてくれるので、より力強いファイトが可能になる。釣り人の体力負担を抑え大型を獲るための一助となる。
上カゴのヒラマサ釣りって、道糸がナイロンの12号や14号、ハリスもフロロの10号から14号と、普段僕がやっている釣りよりかなり強いタックルだし、相手にする魚もデカいので、いつもの釣りにない高揚感があります。ヒラマサの波紋が出たり、姿が見えたりするなかで、「あれを掛けるのか」って思うとワクワクしますよね。デカい魚って存在感が違うじゃないですか。九州の上カゴのヒラマサや関東のシマアジとかは磯から狙う大物ゲームの頂点で、磯釣りには柔よく剛を制すって世界がありますが、それを超越した圧倒的な力勝負の世界ですよね。
過去のカゴ釣りで使えるような遠投竿と比べながらブルズアイ リミテッドのプロトを振ったのですが、その違いは歴然とありました。Xガイドタッチフリーチタン(誘導)によってキャスト時のライン放出がめちゃくちゃスムーズ。ブランクスから離れた高い位置にガイドがあって、これまでの遠投竿よりガイド径が大きくなっているので、14000番クラスのスピニングリールの大型スプールからスパイラル状に出ていくラインがブランクスに当たりにくいし、ガイドに当たる抵抗も軽減してくれる。だから途中で失速することがなく飛距離も伸びますよね。投げたときの気持ちよさがぜんぜん違う。この爽快感も釣りの楽しみですよ。
仕掛けを回収するときも、これまでだったらパチパチと竿にラインが当たったりしましたが、それもかなり軽減されています。太いナイロンラインを使う釣りっていうのは、いろんな釣りのラインがPEに替わっていくなかで、やっぱりナイロンでなくてはならない理由があるわけで、それを使うときのストレスがなくなっているというのは、すごいことだと思います。カゴ釣りでたくさん経験を積まれた方にも「これは気持ちいいじゃないか」っていってもらえる仕上がりだと思います。
2023年秋のテスト釣行では100cmのヒラマサを獲ったんですよ。過去にグレ釣りをやっていてフカセで80cmオーバーは何度も獲っていますが、100cmはやっぱり長さもあるしデカいですよね。ヒラマサってスピードがあって止まらない魚なので、フカセ釣りでは耐える、しのぐ…と、最初は防戦一方になるんですが、上カゴ釣りでは仕掛けが太いので攻撃的なやり取りができた。腰ダメでしっかり竿を握って立てて止めにいっても負けない。とてつもないゆとりを感じましたね。これも硬いだけじゃなくて竿がしなることで、そのゆとりが生まれるんだと思います。海にはまだまだデッカい魚がいっぱいいます。ブルズアイ リミテッドで、「どこまで戦えるのか」と思うと本当に楽しみですね。
九州では古くから生きたアジの泳がせ釣りでヒラマサを狙っていたんですよ。昭和50年代にオキアミが釣りエサに使われるようになって、その後ボイル(オキアミ)を撒くようになると、海面に浮いたボイルにヒラマサがつくようになって、カゴ釣りのヒラマサが盛んになっていったように思いますね。いまでもそうですけど、シーズン初期のヒラマサは小魚についているので、秋口はアジの泳がせ釣りで狙います。上カゴのヒラマサ釣りは11月に入ってからが本シーズン。12月の頭にかけては数が釣れるものですから大フィーバーです。その後、3月後半からゴールデンウィークにかけての「春マサ」はメーターオーバーのデカい魚が釣れるとあってこちらも人気が高いですよ。磯のスプリンターと呼ばれるヒラマサの強烈な走り、力と力の勝負っていうのは我々磯釣り師のロマン。心をかき立てられるものがあって、7〜8年前から上カゴのヒラマサ人気にはすごいものがありますね。
ヒラマサって動く潮のなかにいる魚なので、足元とか中距離だけじゃなく沖の潮が効いたところも狙いたい。手前の潮にいるのは70〜80cm、その沖にはメーターオーバーが潜んでいることも少なくないので、遠投ができるほど有利です。従来のヒラマサ竿は剛竿で仕掛けを投げるのに腕力がいりましたが、ブルズアイ リミテッドは3番あたりがしなって竿に仕掛けの重みを乗せて投げられるので、そんなに力を入れなくても飛距離が出ます。ブランクスにラインが当たることも少なくスムーズに糸が通っていくタッチフリーチタンの効果と相まって、従来のヒラマサ竿よりプラス10mは飛んでいる感覚がありますね。
2023年秋のテスト釣行では上五島(長崎県)で竿を出して、80cm前後を数尾釣ったあとに108cmを獲ることができました。竿尻を下腹に当ててリールシートの上を持って目いっぱい引っ張って勝負したんですけど、ブルズアイ リミテッドは尾長竿のように竿の曲がりで走りの衝撃を緩めてくれる。仕掛けを投げるときに感じた3番あたりのしなりが釣り人への負担を軽減してくれるように思いました。
九州のカゴヒラマサは上五島がメッカですが、長崎本土の大瀬戸なんかも数年前からボイルのオキアミを撒きだした結果、潮通しのよい磯でヒラマサが釣れるようになってきました。ほかの地区でもボイルを撒くことでカゴヒラマサが楽しめるかもしれませんね。
高強度素材の採用で進化した、次世代の基本構造。
シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれなど、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造スパイラルXに、ナノアロイ®テクノロジーにより実現した高強度樹脂を用いたカーボンテープを使用。選りすぐりの素材でさらなる高強度化を実現しました。一般的な構造との比較で、ネジリ強度1.4倍、つぶれ強度2.5倍を達成(当社比)。さらにスパイラルXとの比較でも、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成(当社比)しました。
※ ナノアロイ®は東レ(株)の登録商標です。
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本来のロッド性能を引き出すシマノオリジナルガイド[Xガイド]。
ロッドメーカーの観点から生まれたXガイドは、ブランクスが備える潜在能力を十二分に引き出すために誕生しました。軽さ、トラブルレス、キャスト性能を高次元に融合させたシマノオリジナル高性能ガイドです。
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キャスト時やファイト時に発生するネジレをさらに抑え込む強化構造。スパイラルXの最外層、あるいはカーボンシート縦横交差構造の上からカーボンテープをX状に締めあげていくのが特徴。これにより、ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクスが持つ本来の性能がフルに発揮されます。
カーボン繊維によって強化したシマノ独自の素材CI4をさらに進化させたCI4+。従来樹脂と比較してより軽量で高い強度を備えているのが特徴。
品番 |
全長(m) |
継ぎ方式 |
継数(本) |
仕舞寸法(cm) |
自重(g) |
先径(mm) |
錘負荷(号) |
適合ハリス(号) |
リールシート位置(mm) |
リールシートタイプ |
カーボン含有率(%) |
本体価格(円) |
商品コード |
JANコード |
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500 | 5.00 | 振出 | 5 | 117.6 | 445 | 2.6 | 10-30 | 5-16 | 547 | UPLOCK | 99.5 |
93,000円 |
272157 | 4969363272157 | * |
※リールシート位置:アップロックは竿尻からリールシート前部固定フードまでの長さです。