とにかく一番は、大きいのが掛かってキーパーに竿をセットしたときに、ズレないこと。特にブランクスが強いのでなおさらだよね。ズレると体勢を整えなきゃいけないし、そのズレによる一瞬のもたつきで、デカイハタだったら根に入っちゃうし、大きなカンパチだったら安全地帯に持っていけなくなる。この数秒ってのが大事だから。
リールシート周りとロッドキーパーにセットするホールドポジションが変わったので、スタンディング用のH170でも万が一、持てないと思ったときには置いても全然大丈夫なんですよ。セットしたリールのガタもないしね。手巻きリールでやりたい人は結構いるだろうし、ズレると手巻きだと巻けないですからね。
竿がフルソリッドで、グラスなんだけど軽い仕上がりになってるんだよね。チェルマーレはカーボンで軽く、マッスルコアをバットの中に入れてるんで安心感があるんだけど、それがなくてもビーストは強い。置き竿での安心感が違う。素材の違いですね。ファイティングボトムも形状が変わってやり取りがしやすくなったしね。ただ、よりスタンディング中心に考えるならチェルがいいんじゃないかな、軽い分。
MH/H205は置き竿ですね。それはもう、申し分ない頑丈さがある。でっかいオモリを付けてもいけるし、置き竿でガンガン巻ける。十角形のホールドポジションがしっかりロッドキーパーに食いついてくれるんで。
あと穂先なんだけど、最初は急激な曲がりだったから気持ち悪かったんだよね。極端にカクッとなっちゃって。こうなるとムロアジの顎や鼻に掛けたりするとき、ハリを刺した部分が広がってエサが落っこちてしまう。なので、あのしなやかさになった。例えば今にも落っこちそうなリンゴが枝についているとして、枝が硬いとバンバン揺らせば落ちるけど、しなやかなら落ちないんだよね。
トカラで使ったときは35kgくらいのGTやカンパチの17、18kgまでだった。全然耐えられるんで、このクラスは余裕で上がってくる。35kgくらいじゃまだまだ余力がある。やっぱりカンパチ、クエ、ハタ系なんかの50kgオーバーを狙うのにいいんじゃないかな。100kgクラスも狙える竿だからね。