フォースマスター 2000

フォースマスター2000の心臓部は高温時にも高いトルクを持続し、強力なパワーを発揮するブラシモーター、MUTEKI MOTOR+。従来のモーターに採用されていたネオジウム磁石を特殊希土類磁石に変えることでさらに高性能なモーターが実現。落し込みや大型魚狙い、沖イカでは軽量コンパクトといえる2000番でハイパワーを発揮、大物やイカの多点掛けでその実力を発揮します。

パワーとともにMUTEKI MOTOR+は駆動時のレスポンスの速さに優れているのも特徴。仕掛け着底直後にヒットするケースなどでは、素早く底を切るための大きなアドバンテージとなります。

強く、レスポンスが速いMUTEKI MOTOR+の力を確実に伝え、スプールを駆動させるための強化ギアシステムは、16フォースマスター2000に比べ２倍のギア耐久性向上を達成。末長く滑らかな駆動と確実なパワーとレスポンスを実感することができます。

船長の横で魚群探知機を見ながら釣りができたら、どれだけ楽しいだろうか…。魚探の情報を映し出す探見丸。その探見丸をリールのカラー液晶で見ることができるのがフォースマスター2000に搭載される探見丸スクリーン。探見丸搭載船であれば、子機がなくてもリールのカラー液晶画面に魚群、水深、海底形状、魚体長（ACCU-FISH®）、仕掛けの軌跡などを映し出します。

これらリアルタイムの情報を、竿の操作を行いながら視線を大きく動かすことなく手元で確認できるため、いつ訪れるともしれないチャンスを逃すことが少なく、大きなアドバンテージとなります。

たとえば落し込みではベイトが現れる瞬間を逃さないことでエサが付くチャンスが拡大、泳層の変化をいち早く知ることで効率よくベイトを付け直すなど、釣りの展開が広がります。また、沖イカのほか、アカムツなど中深場の釣りにおいても海底形状の変化を知ることでタナ取りや誘いのチャンスを把握。数少ないチャンスを的確にとらえることを可能にします。

またPICKUPボタンとMENUボタンの同時押しで、魚探画面表示と水深画面表示を瞬時に切り替えることが可能です。

※探見丸スクリーンはすべての探見丸親機搭載船で使用可能です。ACCU-FISH®機能と魚群水深表示は、ACCU-FISH®対応の親機搭載船のみ使用可能です。

船釣りの現場に行くと、シマノの電動リールは長く使っていただいている方が多いと実感することが多々あります。これは耐久性と信頼性によるものだと思うのですが、フォースマスター2000も、前モデルの発売が2016年ですから実に７年ぶりのモデルチェンジとなります。

新しいフォースマスター2000で大きく進化した点を２つあげると、『情報力』と『耐久性』です。

新たに搭載された〝探見丸スクリーン〟は、探見丸の魚探情報を手元にカラーで表示しますから、瞬時に状況を判断して、自分で考えて対応することができます。

たとえば、落し込みでベイトの反応が現れた瞬間を知ることでチャンスを逃すことなく掛けることができるほか、海底の起伏をそのつど知ることでアタリと根掛かりの判別の参考にもなりますし、棚ズレも防げます。これらの情報を、ときに船長のアナウンスよりも早く手元で見ることができるという点で、釣りの愉しさが大きく変わります。

もう一つの進化である耐久性については、新たに搭載された〝強化ギアシステム〟により、16フォースマスター2000と比べ２倍のギア耐久性を実現しています。とはいえ、これは使ってすぐにわかるものではありません。１年、２年と使っていく中で新品の使いごこちが長く続くことでわかるものです。もし、耐久性を実感できるとすれば、それはフォースマスター2000を長く使っていただけたとき、その時間こそが、強化ギアシステムの効果ということになります。

さらに、PE4号400メートルのラインキャパシティは、落し込みや中深場などで使う際、3000番に比べコンパクトで軽量になります。落し込みでは常に竿を持ってベイトの反応に備える上で大きなアドバンテージになりますし、アカムツなど誘いがカギになる釣りも同様です。加えて、フォースマスター3000と比べた場合、最大巻上速度が速いため手返しも早く、より積極的な釣りが展開できます。

新しいフォースマスター2000は、信頼のモーターパワーに耐久性と情報力を備えた、シマノらしい長く付き合える、扱いやすいサイズの電動リールです。ぜひ、末永くお付き合いください。