オシア フォールショットはもともとブレードとの相性がとてもよいジグ。その特性を生かし、最初からブレードチューンを施したルアーがオシア フォールショットブレードです。ブレードジギング発祥の地とされる、岩国沖のローカルアングラーたちが密かにブレードチューンを施して使っていたのがオシア フォールショットブレードのスタートです。
ブレードをセットしても基本的な特性は変わりません。ブレードジグとしてチューンされても引き抵抗は軽め、浮き上がりはとても速いです。表層を狙いたいときでもガンガン巻くことなく、楽に引くことができます。レスポンスがいいので、無駄なく広範囲をスピーディーに探ることができるのも嬉しい長所です。一般的な素材のジグのなかでもブレードとの相性がとてもいいボディ形状なんですね。サイド面が少し変化している形なので、揺らぎながら泳ぐようなアクションを出してくれるのも魅力です。
ラインナップは40g、60g、80g、100gの4アイテム。多様化するブレードジギングシーンのなかで、いろいろなエリアへの対応を考えた結果です。たとえば大阪湾では基本的に40gで十分だったりするんですが、明石沖などでは60gから100gを使用することもあります。地域や状況によって必要なウェイトが異なりますが、ブレードジギングが行われている状況やエリアを幅広く考慮したうえで、過不足のないラインナップになっていると思います。
オシア タングマンブレードとは動きの違いで使い分けるといいでしょう。タングマンブレードはストレートに動くタイプのブレードジグです。だからストレート系の動きがいまひとつ、というときに使ってみるといいと思います。浮き上がりの速さと水を押す感覚がフォールショットブレードの武器。より目立たせたい、よりアピールしたいという状況にはとても強いと思います。
カラーは全部で6色です。すべてサワラのブレードジギングを意識したカラーです。僕のリクエストカラーでもあるエッジパールゴールドはとくにおすすめです。たとえば数百匹のイワシを追ってボイルするサワラを狙うとき、イワシと同じようなカラーを使うのはセオリーのひとつですが、逆に目立たせてバイトに持ち込むのも一手です。目立たせたい! というときにはぜひ使ってもらいたいアピールカラーです。
アングラー目線としてはタングステン製ジグに比べてコスパがいい、っていう点も素直に嬉しいですよね。サワラ狙いならではの、歯によるラインブレイクなど、ルアーの消耗が激しいときもありますからね。