おおとろ 45F

クランクベイトはそのジャンルを巻きモノと称されるように、ゆっくりと巻き続けるのが使い方の基本である。誰でも投げられる使いやすさにこだわり開発された２連結ボディのふわとろ譲りのアクションを進化させ、3連ボディだからこそ可能になった唯一無二の魅惑のアクションを持つ「おおとろ」。スローリトリーブ時のレスポンスの高さは一度使うと病みつきになる艶かしい泳ぎを生み出す。

大粒ボディは高い遠投性能も持ちあわせ、沖のフレッシュな群れにアプローチしてゆっくりと誘うことができるため、「おおとろ」は低活性高活性を問わず、まずは1匹を釣るためのファーストチョイスになるだろう。使いやすさと勝負の速さには誰にも負けない、今最も求められているエリアプラグとなっている。

エリアフィッシングのルアーの多くは小さくて軽いものが多く、ビギナーには投げづらい、繊細すぎてバイトが分かりにくいなどの不満も多く聞かれる。そんな中でも「おおとろ」はしっかりと投げやすいウェイト設定で遠投を可能にし、そのボディのボリューム感からは想像できないほどのレスポンスの良さでゆっくりと一定のスピードで巻くことができる。

ふわとろ同様ゆっくりと巻けば巻くほどに安定したリトリーブからのバイトは増え、信じて投げ続けることで結果がついてくる。しかしふわとろ以上にレスポンシブになった「おおとろ」はさらにスローな誘いで魚からのバイトを引き出し、誰にでも投げやすく使いやすいクランクベイトとして誕生した。

これまでのふわとろシリーズの中で最も大型となる3連ジョイントボディはルアーサイズによるアピールもさる事ながら、アピールの質にも大きな変化をもたらしている。例えばキビキビと一定のアクションで泳ぐルアーであっても魚がバイトしてくる瞬間には必ず何らかの鍵が隠されている。3連ジョイントになった「おおとろ」は全てのボディが水を動かすため、他のプラグに比べて不規則なアクションを生み出しやすい。

その結果バイトの鍵の一つであるイレギュラーがアクションの中に半自動的に生まれ、魚がつい口を使ってしまう。しかも多連結特有のニョロニョロとした動きはハイプレッシャーなエリアでもナチュラルな「喰わせ」のアクションになることも多く、バイトが遠のいたタイミングでも魚を連れてくることもしばしば。

エリアプラグの中では大型の部類に入る「おおとろ」だが、決して大物専用のルアーではなく、目指したのは誰でも1匹を手にすることができる「楽しめるプラグ」。もちろんその大粒ボディを活かし大型トラウトを狙うのもよし、ナチュラルでスローな誘いで数を狙うもよし、楽しみ方は十人十色なのもまた釣りである。

小さなルアーを見飽きてスレた魚たちが多い釣り場だからこそ、魚を狂わせるスイッチは大きなルアーサイズかもしれない。もちろんその逆もあるだろう。様々なシチュエーションを考えつつも先ずは信頼して投げられる「最初の一手」となるようなトータルバランスを持ったエリアプラグが「おおとろ」だ。