白っていうのは、晴れでも曇りでも雨でも、さらには暗がりでも見えやすいっていうのがあって、全国的に使われる方が多いのですが、それをより見やすく、強度と耐久性を向上させたのがBB-Xプラズマホワイトフロートです。
大きな特徴としては、2.5号までは張りを持たせて少し硬く、3号以上はソフトな風合にしていることです。細い号数のフロートラインはソフトなものだと伸びが生じるんですね。伸びはクッション代わりになるんですけど、復元するのに時間がかかりラインブレイクを起こしやすい。それを抑えるためにいろいろと硬さを変えて引っ張り強度や結節強度のテストを繰り返し、理想の操作性と強度の両立を実現しました。私としては結節強度には特にこだわり、さまざまなフロロハリスと直結してとことんテストしましたので、自信を持っておすすめします。
ライン表面をコーティングするのではなく化学的に改質することで、ラインの初期性能を長く持続させるのがプラズマ処理ですが、耐久性が違いますね。釣りを続けていくとどうしてもライン表面はガイドとの摩擦を繰り返すじゃないですか。だんだんと水切れが悪くなってくるのですが、プラズマ加工はコーティングのように剥がれ落ちることがなく、撥水性能が保たれるので水切れの良さが変わらないんですよ。1日の釣りを通して、海面からラインを持ち上げて置き直すとか、ちょっとした操作がとてもやりやすい。潮に逆らうのではなく潮の流れにずーっと乗っていってくれますね。
クリヤーホワイトではなく、もう本当の白って感じの色なので海面に置くとはっきり見えます。遠くまで鮮明に見えるので仕掛けの位置やラインの状態が把握でき、魚へアプローチしやすくなります。
BB-X プラズマホワイトにはフロートとサスペンドがありますから使い分けると快適です。無風でウキを浮かせて流す釣りには、海面にラインが浮くことで管理が楽なフロート。風が強いときは海面直下を漂うサスペンドがいいと思います。こちらもプラズマ処理で水切れがとても良いので、海面直下のラインをゆっくり持ち上げてやれば、軽い仕掛けであっても動かすことなくラインメンディングができますよ。