フカセ船

これまで完全フカセのメインラインとして使用されていたフロロカーボンは、マーカーが打たれていたものの視認性に限界があり、取り込みなどで苦労することもあった。しかし、シマノ「フカセ船」は原着と呼ばれる方法でオールピンクに着色されているため、非常に見やすくアタリから取り込みまで一連の動作が快適に行える。

軽い仕掛けをポイントに運ぶ適度な比重。

他のライン素材と比重を比較すると（※水の比重を1とした場合）PEが約0.97、ナイロンが約1.14、フロロカーボンが約1.78。船ふかせに使用されているエステルは約1.38であり、ナイロンとフロロカーボンの間に位置しているため、適度な潮なじみで仕掛けをポイントに運んでくれる。

低伸度で高感度。小アタリも拾いやすい。

ライン伸度の比較では、PEが約3.5～5％、ナイロンが約25～35％、フロロカーボンが約20～30％。エステルは約20％前後でPEラインにはおよばないものの、フロロカーボンより伸度が低く感度も上になるため、従来以上に小さなアタリをキャッチしやすい。