2016年12月、関東地方では紅葉も終わりを告げようとしている、
12月7日ステファーノグランプリ決勝が剣崎松輪地区で行われました。
合計53名が早朝の剣崎松輪江奈港に集結、会場は前日から続く冷たい強風にもかかわらず、釣り座の抽選前から早くも熱気が溢れていました。
抽選後の開会式にて主催者株式会社シマノ東京営業所 原副所長から開会の挨拶、続いて販売促進課佐伯より競技規定の説明後、選手達は今回の決勝船、一義丸、瀬戸丸、あまさけや丸各船へ乗船し7時30分今回のポイントへ向け出船となりました。
到着したポイントは毘沙門沖の水深35m前後、今大会リーダー船の一義丸船長の合図で一斉に競技開始です。
根掛かりの多いポイントのようで選手の皆様が苦戦しているように感じました。
私が乗船した一義丸では開始から30分の8時頃、トップ3枚と、かなり厳しい状況です。
8時半頃になると左舷でテンポ良く連続ヒットが見受けられ、魚影の確認のためにのぞきこんだ探見丸の海底35m付近には良い反応が出ています。入れ食いとまではいきませんが、船中、ポツポツとコンスタントに釣れ続き、トップは9時半頃でつ抜け、続いて何名かの選手もあとを追います。
10時頃には右舷のトップは13枚。
左舷は11枚とこの段階ではどうなるか予測が付かず手に汗握る状況でした。
アタリが少なくなった11時半頃、突如左舷選手の3連投連続ヒットなどあり活性が良くなるのかと思いましたが状況は停滞。周りの選手はプレッシャーを感じつつも気を引き締め直したのではないでしょうか。
この後は沈黙の時間がひたすら流れますが、13時頃、左舷で5人連続ヒットを皮切りに最後の大詰めで盛り上がり、13時30分リーダー船一義丸船長の合図で競技終了となりました。
速報によれば各船のトップは左舷大艫の釣座の方々、総合優勝の枚数も気になります。
集計の結果、総合優勝はあまさけや丸39枚の大橋さん、準優勝は瀬戸丸36枚の三堀さん、三位は一義丸25枚の仲田さんとなりました。優勝・準優勝のお二方の釣り方は、浮いたカワハギを狙い撃つタナの釣りをメインに組み立てていたようです。三位の選手はタナで喰わない時は底まで探る釣りとの事でした。
今大会の予選をスタッフの立場から見ているとカワハギの固まっているポイントが狭く感じました。
こうした感想を乗船した一義丸船長に伝えると、狭いポイントにカワハギは居るけど、流していてポイントが外れ、流し変えると同じ場所にカワハギが居なくなるとの事でカワハギがポイントに付いていたり、その船に付くのではなく、回遊しているのではとの事です。
良いポイントに入った時、トラブルなどなく、手返しと確実に取っていく事が出来た選手が結果に結び付いたと思います。
今年は三回の予選に参戦しましたが、全て敗退となり、悔しい気持ちで一杯でしたが、来年へ向けてまだまだ続くカワハギシーズンを楽しみたいと思います。
レポート: シマノインストラクター飯田純男
順位 | 選手名(敬称略) | 船名 | 釣果(枚数) |
---|---|---|---|
1 | あまさけや丸 | 大橋 博 | 39 |
2 | 瀬戸丸 | 三堀 陽平 | 36 |
3 | 一義丸 | 仲田 寛樹 | 25 |
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 仲田 寛樹 | 25 |
2 | 品田 貴行 | 22※ |
3 | 佐藤 広一 | 22※ |
※同枚数のため規定によりじゃんけんで順位決定。
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 三堀 陽平 | 36 |
2 | 加賀谷 匠 | 22 |
3 | 立川 弘樹 | 21 |
順位 | 選手名(敬称略) | 釣果(枚数) |
---|---|---|
1 | 大橋 博 | 39 |
2 | 鈴木 孝 | 26 |
3 | 飯田 一夫 | 24 |