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2024/08/21

コラム

アングラーの感覚を研ぎ澄ます
“ノイズレス”な偏光グラス「STLシリーズ」

アングラーの感覚を研ぎ澄ます“ノイズレス”な偏光グラス「STLシリーズ」

2022年に誕生した、シマノ偏光グラスのフラグシップモデル「STLシリーズ」。2024年からは、より幅広いニーズに応える2つのフレームがラインナップされた。ストレスフリーな掛けごこちを追求したシマノこだわりのフレームと、アングラーから高い評価を得ているTALEX社製レンズ。これらを掛け合わせて生まれたSTLシリーズの魅力とは。

「ノイズのない掛けごこち」をめざして

「ノイズのない掛けごこち」をめざして

STLシリーズをつくるうえで最もこだわったのは、「着用時のストレスを減らすこと」だった。光による目の負担をやわらげ、対象物を鮮明に映し出す偏光グラスだが、長時間の着用によっては疲労をもたらすこともある。課題を見つめ直し、アングラーが目の前の釣りに集中できる環境をつくりだすーー。フレームとレンズの双方において、着けていることを忘れてしまうかのような「ノイズのない掛けごこち」が、STLシリーズのコンセプトとして掲げられた。

偏光性能と光学性能を両立する
TALEX社製レンズ

偏光性能と光学性能を両立するTALEX社製レンズ

スレストレスフリーな掛けごこちを追求するためには、レンズの存在が欠かせない。そこで共同開発のパートナーとして選んだのは、裏打ちされた実績を持ち、多くのインストラクターから信頼を寄せられている偏光レンズメーカーTALEX社だ。

同社のレンズが支持を得る理由は大きく2つ。ひとつは、明るさと偏光性能を両立している点にある。そもそも偏光グラスは、直射日光や水面に反射する光が目に入り込むのを防ぎ、目への負担を減らすためのものだ。多くの偏光グラスはレンズの色を暗くすることでその偏光性能を高めているが、それは同時に視界の明るさを奪うことにもつながる。このジレンマを独自の技術によって解決しているのがTALEX社のレンズだ。「雑光®カットフィルター」と呼ばれる特殊フィルターをレンズに挟み込むことで、降り注ぐ日差しや水面に反射する光はカットしつつ、目に優しい光だけを通している。その結果、視界の明るさをキープしながら、必要な情報をレンズ越しでも鮮明に捉えることができる仕組みだ。

もうひとつは、歪み・揺れのない光学性能を持つこと。一般的なレンズは、素材の性質やフレームをはめ込む過程で「歪み」が生じることがある。偏光グラスの着用中に眼精疲労や頭痛が起こるのは、この歪みが原因とされている。同社のレンズは、形成時に48時間かけてじっくりと固める独自製法をとることで、この歪みがほぼ見られない。一般的なレンズに比べ、にごりのない透明感を誇るのも実はこのためだ。また、視線を動かす際に“像”がズレを起こす「揺れ」も見られないため、ピント調節によって目を酷使させることがなく長時間掛けていても疲労感が少ない。

理想の掛けごこちは、アングラー自身の手でつくる

理想の掛けごこちは、アングラー自身の手でつくる

フレームにおける課題=ノイズは、着用時のしめつけや耳の掛かり具合、鼻の当たりやズレなどが挙げられる。これらのストレスからアングラーを解放するために、丁番(ヒンジ)・ノーズパッド・先セル(テンプルの先端部分)のパーツにしなやかさを持たせ、ユーザー自身が理想の掛けごこちを調整できるようにした。

チタン製の「丁番(ヒンジ)(写真左)」は付け根部分がしなやかに動くことで、顔の幅に合わせて広がるようになっている。「ノーズパッド(写真中央)」は鼻の高さや広さに合わせて向きを調整できる。「先セル部(写真右)」には形状調整ができる金属芯を内蔵。たとえば帽子を着用している場合、先セルを真っすぐに調整することで耳の掛かりがなくなり、スムーズに掛けはずしができるようになる。ノーズパッドや先セルは、皮脂汚れなどによる劣化が見られた場合、修理や交換も可能だ。

フレームの製造は、長年TALEX社製品を手掛けている鯖江の工場で行われた。レンズの強度や構造に配慮しつつ、フレームのフィット感やデザイン性は最大限引き出したい。さまざまな試行錯誤を経たことで、STLシリーズはレンズとフレームそれぞれの強みが余すことなく発揮されるものとなった。

デザイン性と耐久性を併せ持つギアとして

STLシリーズは、フレームのバリエーションとデザイン性にも力をいれている。24SSシーズンからは、4カーブのボストンモデル(STL501)、8カーブのスポーティーモデル(STL310) が追加され、顔の形やフィッシングスタイルに合わせて好みのアイテムを選択できるようになった。トレンドを意識したSTL501は、フィッシング・ドライビング・タウンユースと、シーンの垣根を越えて使えるデザイン性を意識しながらも、フレームとレンズを大きめに設計することで実釣性能も高めている。湾曲度の強いSTL310は遮光性や風よけ性能に優れ、より実践的なシーンでの使用を想定したデザインに。動きの多い釣りを好むアングラーにおすすめだ。

もちろん耐久性にもこだわった。JISに定められた各種試験に加え、使用環境・保管環境を想定して温度試験や耐候性試験などを実施し、さまざまな環境に耐えうるスペックを目指した。

ノイズのない掛けごこちに加えて、より多くのニーズに応えるデザイン性と、さまざまな環境に対応する耐久性を併せ持ったSTLシリーズは、アングラーたちを支えるにふさわしいギアとなった。

デザイン性と耐久性を併せ持つギアとして

24SSシーズンから登場の「スポーティーモデル(STL310)(写真手前左)」「ボストンモデル(STL501)(写真手前中央)」

アングラーの感覚を研ぎ澄ますアイウェアを探究しつづけて

アングラーの感覚を研ぎ澄ますアイウェアを探究しつづけて

持っていることで安心感や満足感になる。けれど、使っているときはその存在を忘れるほど目の前の釣りに集中できる。細部を見つめることで生まれたSTLシリーズは、アングラーにとっての「ノイズレス」な佇まいを実現することができた。それは同時に、偏光グラスのさらなる可能性を見出すことにもつながった。これからも、シマノは実釣性能にファッション性や快適性という付加価値を乗せながら、アングラー一人ひとりの感覚が研ぎ澄まされるアイウェアを生み出していく。

記事後編では、シマノインストラクター山本啓人氏が登場。STLシリーズへの魅力やTALEXショールームでのフィッティグ体験について語ってもらった。

山本啓人が語る、STLシリーズの魅力

山本啓人が語る、STLシリーズの魅力

「いい偏光グラスを使えば、見ることが楽しくなる」

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※記事内で紹介されている製品は、旧モデルの可能性がございます。

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