リミテッドプロ ゴアテックス ダウンスーツ[RB-130W]

動きやすさをとことん分析した立体パターンと生地セレクト

磯場の釣りは、コマセワークや、やり取りなど動きだけでなく、磯の上を移動したりと、身体全体を使用する動きの激しい釣りです。そんな磯の様々な動きを分析し、動きやすさを追求した立体パターン設計を採用しています。またこの立体成型で動きやすい設計に加え、ゴアテックス２レイヤーの耐久性があるタイプとストレッチ性のあるタイプを使用。ストレッチ性のある生地を腕の後ろの肩甲骨周りなど場所によって配置することで、動きに合わせてしっかりと伸び、突っ張り感を軽減してくれます。

リミテッドプロの冬用のスーツで過去一番の暖かさ

冬場に着るウェアは、軽く暖かいのが一番です。そこで今回のモデルは、過去一番に暖かさを目指し、850FPの膨らむ力が強い高品質ダウンを使用し、さらに蓄熱効果のあるカーボン糸を使用した裏地でジャケット、パンツともに進化させています。これまでの冬用のモデルでは、中のダウンミドラーが取り外せるタイプが多かったのですが、そのような設計だと表地の枚数が増えてしまって重量が増すため、今回は軽量化を目指してダウン一体型で設計を採用しました。外側生地は防水性、透湿性を備えるゴアテックス2レイヤーを使用し、その後ろにダウンパックが縫い付けられている仕様になっています。透湿性を備えている素材により、汗による冷えも軽減され、とにかく暖かく、軽いのが特徴です。

フローティングベストと一体型にすれば、素早く着脱可能に

これまでのモデルと同様、フローティングベストとのコンビネーションシステムを採用しています。前のファスナーの脇に、フローティングベストをジョイントできるファスナーが付いており、フローティングベストとジャケットを一体型にすることで、一回のファスナーのスライドでジャケット＆ライフジャケットの着脱が可能です。これにより、インナーの着脱による温度調整も容易に行えるとともに、スーツ内が熱くなって休憩中に空気を入れたいと思った時も、一回の動作で一気にリフレッシュすることができます。また一体型にすることで、動いた時にベストだけが振られることが無くなり、より快適に。さらにスマートになることで、足元が見やすくなり安全性も向上します。

パンツウエストを精密にフィット。ズレにくく快適

立ったり座ったり、磯場を移動したりと、様々な身体全体の動きをしているうちに、パンツがズレてきてしまうことがあります。穿く時にベルトで調整してもズレてしまう。そんなことが起こらないように、パンツのウエスト部分には、BOA🄬フィットシステムを採用しています。ダイヤルを回すことで精密にパンツがウエストにフィットし、脱ぐ時はダイヤルを押すだけで解除できるので、よりスムーズに脱ぐことが可能です。

クロロプレン部分の面ファスナーで、より手首に密着

手首周りからの水の浸入は、特に冬場は避けたい状況です。そこで袖口は、内袖と外袖の２重袖口を採用しています。内袖はクロロプレン素材でクロロプレン袖の内側はスキン素材になっており、手を通した後にクロロプレン部分に備えられた面ファスナーで留めることで、手首により密着させることが可能です。これにより水の吸い上げが起きにくいのが特徴です。また、その袖口の上から外袖を面ファスナーで留められる作りになっており、この面ファスナーは、他のモデルでは手首の外側に留める仕様が多いのですが、磯釣りでは面ファスナー部分で糸を拾ってしまうことがあるため、手首内側で留める仕様を採用。この2重袖口により、魚の取り込み時、手を洗う時など、水に触れる時に気にすることなく作業することが可能です。

水しぶきや波飛沫の浸入をシャットアウト！　シューズ内の快適さを持続！

パンツの裾口は、2重構造となっています。内側の裾口はクロロプレン生地を採用し、雨が降っている状況や磯際で水しぶきや波飛沫が下から上がってきたときに、パンツ内、シューズへの水の浸入を防ぐ構造を従来モデルと同様に採用しています。外側の裾口よりも長く設計された内側の裾口をシューズに被せて面ファスナーで絞めることで水をがっちりガードし、さらに外側の裾口で覆う構造になっています。外側の裾口も面ファスナーで絞められるので、足元はスッキリします。この内側の裾口は、今回のモデルでは従来モデルより４～５cm長くする改良を加えています。膝の曲げ伸ばしによる動作の多い磯釣りでは、生地が引っ張られて、インナー裾口がズレてしまうことがあることから、従来モデルでも長めに設計されていましたが、さらに長くし、あぐらなどの座り姿勢を取ってもズレない長さに設計しています。

顎が掛かる位置を微調整。暖かさもアップ！

前ファスナーを上までしっかりと上げた時、襟の高さによっては不快に感じてしまいます。顎に掛かりすぎて髭を剃ったばかりの肌が引っかかったり、逆に短すぎて冷気が入りやすいなです。そこで、形状、長さを研究し、不快さを感じず暖かさも得られる襟形状、長さに設計してあります。

キャップでフードを固定し、広い視界を保つ構造

このモデルのフードは、キャップジョイントフードという設計で、フードを被った時にフード内部のツバを出すことで、キャップのツバに固定できる構造を採用しています。固定されることでフードがズレにくいとともに、キャップ自体も雨に濡れず、風でフードがめくれ上がりにくくなります。また、キャップのツバで固定されることで、広い視界が保たれます。またキャップしていない時にフードを被る時は、フードに装着されているツバを収納することができ、フードが前側に垂れ下がらないため、視界が遮られにくい性能も備えています。足元、波打ち際をしっかりと確認することが可能です。

磯と擦れる箇所には、高耐久性を備えるゴアテックスを使用

磯はパンツが傷みやすい場所。鋭角の岩などもあり、移動する際に裾から膝までが擦れたり、磯場に座って休憩する際はお尻周りも擦れてしまいます。そこでこのパンツは、ゴアテックス2レイヤー生地に加え、膝下やヒップ部に200デニールクラスの強度の糸を使用した耐摩耗性のあるゴアテックスを使用しました。22AWから採用したこの200デニールの耐摩耗生地では、通常のポリエステル生地の2.47倍、以前の耐摩耗生地より1.25倍も耐摩耗性が向上しています。ゴツゴツした磯の上でも傷みにくく、安心して使用し続けられるタフなモデルに仕上がっています。

裏地には蓄熱効果のあるカーボン糸を採用。

試験結果では、カーボン糸なしの裏地と比較して約2～3度も高い温度をキープ。冬の寒い釣り場でもアングラーの身体を保温してくれます。

触れてみるとスルリとした感触。インナーやミドラーの滑りが良くなるため、レイヤリングコーディネートにおすすめです。通常の裏地と比較し、約55％も最大摩擦力が軽減されています。