ディープソルジャー

ときに500mを超える深海において、竿は複雑かつ速く重い潮流の抵抗を受けながら、海底への仕掛けの着底を察知し、魚信を伝えなくてはなりません。加えてオモリとタックル重量から置き竿となるため、仕掛けの操作、波による揺れの吸収、アタリの伝達はもちろん、多点掛けや巨魚への対応、バラし防止まで、そのほとんどを竿に頼ることになります。

レンジとターゲットに応じて4クラスで構成されるディープソルジャーは、アクティブに攻める中深場〜ライト深場対応の205 0ではUDグラスチューブラーをベースにカーボンテープで締め上げたスパイラルXコア、ハイパワーXを採用。置き竿となる本格深場に対応する、その他3モデルでは高強度グラス無垢素材をベースにカーボンテープでX状に強化したハイパワーXフルソリッドを採用したブランクスを搭載。強さと共に不快なブレやパワーロスを抑えた「柔軟性と粘り」そして「穂先の感度」を実現。釣り人と魅惑の深海を繋ぎます。

グラス無垢、あるいはグラスソリッドと呼ばれる素材の長所は強度と柔軟性と粘り。しかし高負荷の錘を背負いながら、複雑かつ重い潮流が加わる深海釣りでは、その柔軟性がブレやパワーロスへつながり弱点となることがあります。ディープソルジャーは高強度グラス無垢素材の最外層をカーボンテープでX状に強化することにより、グラス特有の粘りと柔軟性を生かしつつ、不快なブレとパワーロスを抑えた強靭ブランクス ハイパワーXフルソリッドを205 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲに採用。潮や船の動きによりミチイトが斜めに切れ込むような状況下でも竿のネジレを抑え、深海からの魚信を余すことなく伝え、キンメ・アコウの多点掛けやアブラボウズの重量も余裕で受け止め、海面へ浮かせます。

オモリ120〜250号を使う中深場やライト深場はアカムツ、ムツ、キンメ、オニカサゴそしてヤリイカなどターゲット多彩。深海の入り口ともいえるカテゴリーで、手持ちでの誘いが釣果の決め手になることもあれば、置き竿での安定性が必要になる場面もあります。このレンジに対応する「205 0」は、UDグラス素材をスパイラルXコアとハイパワーXで締め上げた軽量高強度ブランクスを搭載。手持ちでの操作性、快適性とパワー、柔軟性を両立させ、さらにチューブラー構造にすることで軽快かつ機敏に仕掛けをコントロール、テクニカルなターゲットのアタリを導き出し、キャッチすることを可能にします。