「サイレントアサシンは自分のシーバスゲームのなかで核になるミノーです。飛距離が抜群なので、サーチベイトとしての役割を担ってくれるルアーでもありますね」
辺見氏のお気に入りは99F。とりわけ活躍する状況として一例を挙げてくれたのが、干潟の河川内における中州攻略だ。干潟の河川内では中州が出来やすく、この水深変化の大きい中州に対して、なめるようなライン取りで攻略できるのがサイレントアサシンの魅力、という。
「日中の干潟を前提にした場合、シーバスのフィーディングレンジとして80~100㎝を強く意識することが大切です。使い方としては、流れに対してダウンクロス気味に、そして中州を越すようにキャストします。そうすると最初は深く、中州のトップでいったん浅くなりまた深くなる。サイレントアサシンならこうした水深変化に対応して綺麗になめるようなトレースが可能です。シャローミノーでは上っ面しか引けないですから。また、浮力があるので、リトリーブを止めてもルアーにはしっかり水の抵抗がかかる。こうしたテンションの掛け具合とロッドの角度の調節で、レンジを攻め分けていくことが出来るんです」
アクション法は大きく3つ。最もベーシックなのはただ巻き。これに加えてジャークパターン2つが存在する。ここぞというタイミングで加える単発ジャーク、そして連続ジャーク。単発から連続へと移行するのが基本パターンだ。