バンタム チャグウォーカー

他のタイプのトップウォーター同様、春から秋にかけてが効果的な季節。
チャグウォーカーはベイトフィッシュ、ムシ、エビとさまざまなベイトにイミテートさせることができるためフィールドを選びません。
手返しやサーチ力ではペンシルベイトのラウドノッカーに分があるため、広範囲を探りたい場合はラウドノッカーを、スモールフィールドやストラクチャー、シェードといった比較的狙いのスポットが絞れているような状況ではチャグウォーカーといった使い分けが最も効果的です。

周りにいる魚に気づいてもらいたいようなシチュエーションや、水深がありルアーから魚までの距離があるようなフィールドではポップ音を活用して、少し強めにワンアクションをいれて1，2秒のポーズの繰り返し。ポップ音とスプラッシュでルアーの存在に気づかせ、ポーズで喰わせるまでの間を作ります。
一方で魚が身を潜めているであろうストラクチャーやシェードをダイレクトに狙う場合は小刻みな連続アクション。ロッドを下に構えてワームのシェイキングのように小刻みに首を振らせ、水面にいるムシやエビを演出します。

移動距離を抑えるために硬すぎないMLアクション程度のものがオススメ。ルアーの沈みを抑えるためナイロンラインまたはPEラインと組み合わせることでよりアクションさせやすくなります。ベイトフィネスタックルでも流用可能です。

タックル例

誰でも簡単に使えて、なおかつトーナメントで勝てる戦闘能力も秘めたスタンダードで構成されるバンタムのルアー。第1弾は、今回紹介する6アイテムをリリースしたが、この他にもいくつものルアーの開発を進めている。いくつか挙げるなら、ポーズ時の誘いに一工夫アリの新i字系。速巻きはもちろんジャークの操作性にもこだわったシャッド。繊細かつ強度抜群のスピナーベイト。投げやすい虫系トップウォーターなど。現代のバスフィッシングに欠かせないルアーに、バンタム独自の味付けをした新たなスタンダードが続々と登場する予定だ。

さらに新しくルアーの開発陣に奥田学を招聘。ランカーハンターの奥田が得意とするビッグベイトやスイムジグが近い将来リリースされるのは間違いない。山木、伊豫部、奥田。三者三様のルアーが続々と登場するので期待してほしい。一過性のブームで終わらず、10年先、20年先も信じて投げ続けてもらえるルアー。「バンタムルアー」と名乗る以上、そのコンセプトは変わらない。