ゴアテックス インサレーション レインジャケット[RB-032W]

中綿の量を大幅に増やし、軽い着心地でより動きやすい。

化繊綿インサレーション（中綿）にゴアテックスの2層の生地を組み合わせ、防寒性に優れたモデル。前モデルでは約80g/㎡というインサレーション（中綿）量を使用していたのに対して、今回のモデルでは量を大幅にアップさせ、120g/㎡のインサレーション（中綿）を採用。1.5倍の量で、防寒性能を大きく変化させています。ジャケットの中のインナー、ミドラーの着用枚数を少なくし、ジャケット1枚で暖かさをキープすることで軽い着心地を提案する、サーマルレイヤリングにより適したアイテムとなっている。

適材適所でインサレーション（中綿）量を調整

前モデルよりインサレーション（中綿）量を増し防寒性能を高めていますが、ウェア全体を1.5倍増しにしてしまうと、どうしてもその厚みで動きやすさ低下してしまいます。そこで適材適所でその量を調節。船やボートの移動時に寒さを感じやすい前身頃（前面）には120g/㎡のインサレーション（中綿）を使用し、動かない釣りの時に寒さを感じやすい後見頃にも120g/㎡のインサレーションを使用。脇下周り、腕などの動きが多い場所には100g/㎡のインサレーション（中綿）を入れ、汗を搔きやすい脇下の部分は1部抜くといった設計を採用しています。これにより、高い防寒性を得られながらも、動きやすい性能を実現しています。

裏地には蓄熱効果のあるカーボン糸を採用。

試験結果では、カーボン糸なしの裏地と比較して約2～3度も高い温度をキープ。冬の寒い釣り場でもアングラーの身体を保温してくれます。

触れてみるとスルリとした感触。インナーやミドラーの滑りが良くなるため、レイヤリングコーディネートにおすすめです。通常の裏地と比較し、約55％も最大摩擦力が軽減されています。

インサレーションの配置とパターンでスマートに見える

インサレーション（中綿）量を部分ごとに変えたことで、着ぶくれしにくいシルエットになっています。着ぶくれしないことで、動きやすくなるのはもちろんのこと、見た目もスマートに。また座ることを想定して着丈を作っており、腰巻の膨張式ライフジャケットの着用時に、立ったり座ったりを繰り返すことで、ウェアがズレてウェア上部が膨らんでしてしまうようなことも軽減。さらにインサレーション（中綿）をキワまでしっかりと入れていることで、長期間使用してもシルエットが崩れにくく暖かさのアップにも繫がっています。

クロロプレン部分の面ファスナーで、より手首に密着

袖口は、内袖と外袖の2重袖口を採用しています。内袖はクロロプレン素材になっており、手を通した後にクロロプレン部分に備えられた面ファスナーで留めることで、クロロプレンを手首に密着させることが可能です。さらにその上から外袖を面ファスナーで調整できる作りになっています。手首に当たる部分はクロロプレン（表面はスキン）になっているため、より密着し、水の吸い上げが起きにくいのが特徴。冬場、手首からジャケット内部に水が内部に伝わってくるのは、かなり不快。この袖口は、魚のランディング、リリース時、手を洗う時など、水に触れる時に気にすることなく作業できます。

少し高めの位置のポケットで、使いやすく内容物の出し入れもスムーズ

ポケットは、やや高めの胸から脇の位置に大容量で配置しました。自然に手を入れられる位置でありながら、自動膨張の肩掛けタイプのライフジャケット着用時に、ライフジャケットの脇下にあるベルトが邪魔にならずにポケットにアクセスできる配置です。もちろん腰回りにはポケットが配置されていないので、腰巻タイプのライフジャケット着用時もポケットがベルトで潰れて、容量が犠牲になることもありません。釣行中、ポケットにスマホを入れ、釣果が出たときなどに写真撮影する人も多いですが、このポケット位置はアクセスしやすく、素早く出し入れすることが可能です。また、ハンドレストとしても使いやすいです。

シルエットを保ち、立体感のあるフードで、被っていても視界の邪魔をしない

複数のパネルから構成されているフードは、立体感があり、ドローコードで簡単に調整できるため、被った時にフィット感が得られるとともに、雨風を防ぎつつも視野を広く確保できる設計となっています。フード部分もインサレーション（中綿）をキワまで入れたことで、よりシルエットが出て、頭、耳周り、首周りをしっかりと暖めてくれます。襟元もフードを被っていない時は顎に当たらず、フードを被った時は、しっかりと首周りを覆ってくれる作りになっています。

第一印象は、にかく軽く、動きやすいということ。バスフィッシングは終日キャストを繰り返す釣りです。また釣りの途中では立ったりしゃがんだり、バスボートでの移動中はシートに座ったりと様々な姿勢を取ります。レインウエアにせよ、防寒ウエアにせよ、表生地がゴワゴワしたものは身体を動かしたときの突っ張り感が強く、特に重ね着をする季節はストレスを感じていました。

『ゴアテックスインサレーションレインジャケット/レインパンツ』は部位によって中綿の配分を変えていて、釣り人の動きを妨げないデザインを採用しています。また、座ることも考慮してジャケットの裾も長めに設定しているので、ちょっと屈んだ際に裾が上がって腰が出てしまうということもありませんでした。

厳寒期といえども、フィールドでは軽快に立ち回りたいもの。動きやすく、そして何より温かい。冬の釣りが一段と快適になりましたね。