悪天候続きの12月であったが、「ステファーノグランプリ2019」決勝大会は12月6日(金曜)、予定どおり開催の運びとなった。
今回、決戦の地となったのは神奈川県三浦市剱崎松輪港、参加船は同港の成銀丸、新徳丸、棒面丸の3船。
例年なら60人前後の決勝進出者で行われるのだが、今年は10月の横須賀久比里地区予選予定日が2度のシケに遭い、中止となる事態。
9月の勝山地区予選、11月の三浦半島松輪予選を勝ち抜いた49人での闘いとなった。
開会式後、剱崎松輪港所属の3船に乗船
下浦沖は強い北東風が吹き荒れ、釣りづらい状況だった
6時半より受付開始、開会式を経て7時半、北東の強風が吹き荒れるなか出船となる。各船はこのところ釣果が安定している下浦沖30メートルダチを目指し、8時ごろ一斉に釣り開始となる。
参加者が減少したせいか、釣り座にはやや余裕があった
鈴木孝選手はトップに1枚差で入賞を逃す
下浦沖は剱崎沖と違ってなだらかな平坦地に根が入り交じるポイント。
剱崎沖を想定していた選手が多かったようだが、そこは予選を勝ち抜いた強者ぞろい、開始直後から型を見せていく。
小林直樹選手は9枚同数ながらサイズで船中優勝を勝ち取る
池田暁彦選手
ただ、状況によって潮か風にあてるかがまちまちのようで、釣り座による優劣はそれほど見られなかった。喰いが一段落した12時過ぎ、各船は剱崎沖15メートルダチに移動。ガラリと変わる海底状況で、数をのばす選手がいる一方、ピタリと止まる選手がいるのもカワハギ釣りのおもしろさ。そのまま13時半に納竿となった。
仲田寛樹選手
同枚数はサイズ勝負に
帰港後ただちに検量となり、午後2時過ぎから表彰式。各船1~3位が表彰され、各船1位(横取り方式)が釣り上げた枚数により総合順位が決定。その結果、16枚を釣った棒面丸乗船の大野浩司選手が総合優勝の栄冠を勝ち取った。
総合優勝で表彰される大野浩司選手
優勝者の弁を語る大野浩司選手
順位 | 選手名 (敬称略) |
船名 | 釣果 (枚数) |
---|---|---|---|
1 | 大野 浩司 | 棒面丸 | 16 |
2 | 野口 真吾 | 成銀丸 | 12 |
3 | 小林 直樹 | 新徳丸 | 9 |
優勝者の弁
「タナはほとんど底でした。2枚集寄でオモリを底に着けながら、0.6~1号の中オモリを付け足して仕掛けのフカセ具合を調整し、ほぼ向こう合わせで掛けていく釣り方。これで中小型を拾えたのがよかったようです。」
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 野口 真吾 | 12 |
2 | 村田 直樹 | 11 |
3 | 荒川 典彦 | 10 |
※敬称略
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 小林 直樹 | 9※1 |
2 | 土屋 冬樹 | 9※2 |
3 | 仲田 寛樹 | 9※2 |
※1 規定により第1位は長寸にて順位決定
※2 規定により2位、3位はジャンケンにて順位決定
※敬称略
順位 | 選手名 (敬称略) |
釣果 (枚数) |
---|---|---|
1 | 大野 浩司 | 16 |
2 | 門脇 茂 | 13 |
3 | 三堀 陽平 | 10 |
※敬称略