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デジタル技術とリアルの現場体験で理想のロッドを追求する

K.Mさん / 2020年入社

K.Mさん 2020年入社

私は漁師町の生まれで、幼少期から釣りが生活の一部のような環境で育ったため、物心がつく頃にはシマノ製品が身近にありました。シマノに興味を持った最初のきっかけは父がシマノの釣具製品を好んで使用していたことでした。そして、就職活動でシマノという企業のことを調べていくにつれ、ものづくりに対する情熱に魅力を感じたことが最終的な志望動機となりました。

独自の開発環境を自らの手で

独自の開発環境を自らの手で

私の主な業務はフィッシングロッドの製品開発と新規技術開発です。担当製品のカテゴリは鮎竿、船竿、ルアーロッドなど幅広く、業務内容はデスクワークが中心ではありますが、実際に自分で試作ロッドを作成して強度試験を行ったり実釣に赴いたりすることもあります。また、新規技術開発ではロッド開発に有効なプログラム開発に力を入れており、さまざまな観点から物理特性を可視化することや、画像処理を用いたロッドの基礎研究を行っています。ブランクスの開発ソフトから生産設備まで、ほとんどのシマノの設備は自社独自のものです。

業務上で必要なことは基本的には入社してから学ぶことがほとんどですが、画像処理については学生の頃の研究知識を活かして、プログラムの開発に取り組んでいます。

ロッド開発の奥深さと面白さ

ロッド開発の奥深さと面白さ

ロッドの種類はターゲットの魚種や釣り方の分だけあり、非常に多岐にわたります。シマノのカタログには約2700種ものロッド製品が掲載されていますが、これら全てを机上のシミュレーションだけでつくり上げることは到底不可能なので、国内外問わず様々な場所で市場調査や製品テストを行っています。「真実は全てフィールドにある」。それがロッド開発の奥深さと面白さです。

実際に現地に赴くとは言え、私たちはロッド開発のプロであり、釣りのプロではありません。インストラクターやお客様の声を真摯に受け止めつつ、言語化されたフィードバックを物理特性に紐づけ、設計パラメータに落とし込み、次期モデル開発につなげていくことも仕事のひとつです。

好きなことを仕事にするということ

好きなことを仕事にするということ

趣味の釣りを仕事にできたことは本望です。釣具をつくる立場であるからこそ、釣り人として考えることも増え、より一層釣りの楽しみ方が広がりました。ただ、初心を忘れないことは大切なので、たまには仕事抜きで気楽に釣りをする時間を意識的に設けています。

最も心に残っている業務はやはり初めて担当を持った製品の開発です。自分で設計し、図面を引いた製品が釣具店の店頭に並んでいるのを見たときの感動は今でも覚えています。開発段階で難儀したあまり、そのロッドで腹をつつかれる夢を見て飛び起きたこともありましたが、それも今となってはいい思い出です。

開発者としてやりたいことを実現する

開発者としてやりたいことを実現する

シマノには、積極的に手を挙げれば挑戦させてもらえる環境が整っています。私自身、学生時代に取り組んでいた画像処理に挑戦したいと上長に相談したところ、希望が叶って1年目の研修期間中から画像処理の業務に携わることができました。

世の中にないならばつくればいい、という考えをもとに、理想的なガイドやリールシートを独自でつくることができる開発環境に恵まれているのも、シマノならではの魅力のひとつです。製品開発をする上で、世の中の一歩先を行きたいという気持ちは開発者として常に持っています。

これからも一人でも多くの釣り人に、友人に、父に「ええ竿やん」とよろこんでもらえるロッドを開発していくことが私の目標です。

K.Mさん インタビュー動画

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