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一竿風月トップ
筑波湖を「朱紋峰 鉾」で釣る、吉田 康雄の“チョウチンマジック”

 

 

秋はタナを釣れ――――――。

夏の間は浅ダナで釣れ盛った大型も、秋が深まるにつれ、居心地のいい深場へと落ちていくようになる…。
待ちに待ったチョウチンの季節!
深場から抜き上げる釣り味は、掛け値無しに「最高」の一言。吉田康雄も、そんな釣り味に魅了された一人だ。
「今日は久しぶりの筑波湖。チョウチンでガッツリ楽しみますよ」
「朱紋峰 鉾(しゅもんほう ほこ)」を携え、筑波湖へとやってきた吉田。
専用の「半無垢穂先」が搭載され、抜群の操作性を手にしたパワーロッド「鉾」。
9、そして午後からは16.5。
超絶シンプル、まるで「魔法」のようなチョウチン両ダンゴで完璧に決めてみせる…!

 

久しぶりの筑波湖。「鉾」で、チョウチン。

「今日は久しぶりの筑波湖なので、とても嬉しいですね。ロケーションは最高だし、へらも最高。楽しみ過ぎて全然眠れなかったですもん!(笑)」

「釣り小僧」吉田康雄。人気へら浮子「吉田作」の作者でもあり、生活の全てが「へら鮒釣り漬け」。そんな吉田、釣行の前日は嬉しくて眠れないことも多いとか。そもそも、「仕事」でもある浮子作りも楽しくて仕方なく、気がつくと朝になっていることもよくあります、と笑う。まったくもって手の付けられない釣り好きである。
そんな吉田が今回挑戦するのが、筑波湖でのチョウチン両ダンゴだ。
夏の間はタナが高く、メーターの釣りが有利だったという筑波湖。しかしここにきて深場でのチョウチン両ダンゴでも釣れ始めているという情報をキャッチしたのだ。
「今日は待ちに待った『朱紋峰 鉾』が完成したので、この竿で1日チョウチンをやりたいと思って来ました。楽しみです。できれば長めの竿で決めたいですね。引き味を存分に楽しめるチョウチンは大好きな釣り方なんですよ。まぁ、へら釣りならなんでも好きですけどね(苦笑)。」
もう待ちきれない!といった雰囲気の吉田。朝5時30分には池に到着し、開場と同時に受付を済ませると、バッグを担いで足早に池へと向かう。
「このロケーションが素晴らしいですよね、筑波湖は。」
朝の何とも言えない雰囲気の筑波山を眺めながら、桟橋をゆっくり歩く吉田。深場を擁する4号桟橋中央付近に道具を置くと、手際よく釣りの準備を進めていく。
さて、吉田が「待ちに待った」という「朱紋峰 鉾」である。
「完成品をガッツリ使うのは、今日が初めてなんですよ。テストの段階から『これはいい竿になる』という匂いがプンプンだったので、今日はホント、楽しみしかないですね。
最近の筑波湖の状況を考えると、チョウチンで釣れ始めているとはいえまだ少しタナが高めな感じ。なので、まずは短めの9尺チョウチンから入っていきます。エサはもちろん両ダンゴで、自分流に超シンプルに釣っていくつもりです。」

 

元来、ライトタックルを飛ばすための浅ダナ用の技術だった「半無垢穂先」をチョウチン専用にチューニングし、チョウチンロッドに応用した「朱紋峰 鉾」。振り込んでよし、サソってよし、取り込んでよし…と、抜群の「操作性」を手にしたパワーロッドとして進化することに成功している。

デザインは「朱紋峰 煉」の系譜を色濃く感じさせる赤を基調とした芽出し逆段巻の塗りを採用。ローライトの時は渋めの重厚感を感じさせるが、太陽光が当たると一変、明るく浮き上がるように映える。これも吉田のお気に入りポイントだという。

段巻の間から覗く「力節」は、そのデザイン性だけでなく、ツブレやネジレを抑制する重要な働きを担っている。竿の素材自体を硬くすることなく竿に「力」を与え、その恩恵として「普天元 獅子吼」譲りの抜群の釣り味を釣り手に提供することに成功しているのだ。単に「強い竿」というわけではなく、「強く、楽しい竿」と吉田は表現する。

超絶シンプルな釣り

●竿 
【朱紋峰 鉾】9 

 

●ミチイト 
1.2号 

 

●ハリス 
上下0.6号 35―45cm 

 

●ハリ 
8号 

●ウキ
 吉田作プロトタイプ1番(0.8mm径ストレートグラスムクT22cm カヤB9cm カーボン足8cm ※エサ落ち目盛は全11目盛中、2目盛沈め)

●エサ

カクシン 500cc 
コウテン 100cc 
GD 100cc 
 230cc

 

吉田のチョウチンダンゴを一言で言い表すとするなら、「超絶シンプルな釣り」ということになる。具体的に言うなら、「美味しい(軟らかい)エサをグラスムクトップでタナまでダイレクトに届け、即座に喰わせる」という釣りだ。極細ストレートグラスムクトップに組み合わされるのは、短めのハリス。ロスなくスっと軟らかいエサをタナに入れ、そこで一発で喰わせる釣り、である。長ハリスでしっかりめのエサを削らせて…という釣りではない。これが今の大型池では効くのだという。
「単純に『エサが良くなった』ということも大きいですよね。以前にこういう狙いの釣りをやろうとすると、いい感じのヤワエサを作るのが凄く難しかったんです。いわゆる『戻しエサ』だったり、ですよね。何回練って、水で戻して、最後に何々で締めて…みたいな。それが今は、一発作りでそういうエサが仕上がってしまうのですから、いい時代になったものです。そんな軟らかいエサを邪魔しないよう、ウキは抵抗なくスっとナジんでくれるものを選びたいですよね。釣り方的には、超絶シンプルな釣りです。エサなんて、手水すら打たないんですから!」
吉田はヤワネバに仕上がった基エサを小分けすらせず、そのままハリ付け。しばらくナジミ切りを繰り返していくと、15分ほどでへらの気配が出始め、「スタッ!」と消し込んでしまった。
9、いきなりの鬼決まりである…。

 

シーズン的にまだへらのタナは高いと、「朱紋峰 鉾」9と短めから入った吉田。その狙いはズバリ的中し、序盤からキロクラスの大型が豪快なアタリを出し始めた。軟らかいエサを細いムクトップで美味しい状態のままタナまで届け、即座に喰わせる!

吉田作のプロトタイプを持ち込んだ吉田。細い0.8mm径グラスムトップが搭載されたセミロングタイプで、チョウチン両ダンゴ、セット、そして段底にも最適。

秀峰・筑波山をバックに、「朱紋峰 鉾」9のチョウチンで「鬼決まり」を見せる吉田。

16.5、バコべら乱舞!

手水すら打たない「作りっぱなし」の状態で、エサのサイズと圧だけ微妙に変えながら釣り進んでいく吉田。
「ポイントは230ccという水の量で、200ccとかだとちょっと硬いと思います。あと、エサ的には『GD』がカギになっていますね。このエサを少量ブレンドすると、上層でのエサの開きを抑えつつタナに届いた直後から膨らんで、喰い気を刺激するエサに仕上がります。ただ注意すべきは『入れ過ぎない』という点。『GD』を入れ過ぎるとタナに届いた後に玉の状態が強くなり過ぎて、アタらないか、アタってもカラになることがあります。僕の感覚としては、今のところ100ccがちょうどいい感じですね」
「手直しゼロ」のエサを小気味いいテンポで打ち切りながら、ウキが立ち、スッと先端2目盛まで深ナジミしたところで「スタッ!」と消える豪快なアタリで大型を連発していくという「魔法」のような釣りを展開していく吉田。久しぶりの筑波湖ということも聞いていたので、正直、ここまで釣るとは思わなかった。周囲を圧倒するペースだ。
「『鉾』の短竿はしなやかさより『強さ』が前面に出てくる感覚で、頼もしさがありますね。キロアップの大型を掛けても何の不安もありませんよ。」
昼食休憩の11時までに50枚に到達。圧倒的。桟橋でお弁当を頂いた後は、いよいよ楽しみにしていた16.5だ。
竿とウキ(ボディ12cm)以外は9の時とまったく同じセッティングで入った吉田。最初の30分はアタリが遠く、ノーカウント。やはりまだタナは高めなのかとも感じられたが、吉田は根気強くエサをタナに届け続ける。そして、「これでダメなら少し竿を短くするか…」と感じ始めたあたりで、ジワジワとウケとサワリが増え始める。

「いいですね。釣れますよ、これ。」

チョウチンらしく、ジワジワと増え始める魚の気配。そしてその雰囲気から、吉田はかなりの大型だと察知していた。
すかさずウキをボディ13.5cmにサイズアップ。同時にハリスを40-50cmに伸ばしてバランスを整える。

“スタッ!”

サワリを伴いながら深くナジんだ刹那、豪快な消し込みが出現。
9と同じ動きで、9の時とは明らかに雰囲気が違う大型、「バコべら」が釣れ始めたのだ。
「これこれ、このへらを釣りに来たんですよ! 『鉾』の16.5もいいですね。9よりしなやかさを感じますが、元がしっかりしているので、大型も沖で浮きます」
思わず「ここは印旛か!?いや筑波湖だ!」と叫びたくなるような驚きの大型が連発。終了の15時30分までコンスタントに「鉾」を曲げ続け、トータル80枚の楽しい1日が幕を閉じたのである。

 

「朱紋峰 鉾」16.5でビシっとキレのいいアワセが決まり、大型が浮上。そして、「チョウチンなのに、あんなに沖目で大型が顔を出しちゃうんですよ」と思わず呆れながら指をさす吉田。16.5に換えてからはキロアップのモンスター「バコべら」ばかりが揃ったが、「朱紋峰 鉾」は何ら苦にする素ぶりも見せず、沖目でボコッと大型を浮かせ続けた。元を強く太めに仕上げた効果か、沖で浮かせ、手前でも潜られることなく、大型とのやりとりを余裕を持って楽しめるのが「鉾」の凄さでもある。

ついに終了まで1度も手直しせずに、作り替えだけで最後まで釣りきった吉田。水量多めで軟らかく仕上げただけで、いわゆる昔のベテランが仕上げた「戻しエサ」のようなタッチが得られてしまうのだから、まったく凄い時代になったものである。そんなエサの進化の恩恵を受けつつ、存分にチョウチン両ダンゴを楽しんだ!

思わず「ここは印旛か!?」を目を疑うような素晴らしい40上の「バコべら」が揃った筑波湖、16.5でのチョウチン両ダンゴ。釣れ始まるまでに少々時間はかかったが、それもまたチョウチンの「味」。9で釣りまくり、16.5で型を揃えた、終わってみれば完璧な1日であった!

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