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一竿風月トップ
風切炸裂西田一知が魅せる春の王道メーター両ダンゴ【後編】

 

 

長い長い冬もようやくトンネルの出口が見えて――――。
釣り方も「抜きセット」や「段底」から、ようやく暖季の釣りが視界に入ってくる3月。名手・西田一知は、NEWロッド「風切」を手に、東京都東久留米市にある弁天フィッシングセンターへとやってきた。
「弁天ならもう両ダンゴの浅ダナで、十分釣りになりそうだね」
釣りになる…どころか、そこで展開されたのは、衝撃的な王道メーター両ダンゴでの爆釣劇。
ソフトな「風切」が軽やかにダンゴエサを運び、シャープなアワセが炸裂し続ける!

 

前編記事はこちら

 

フワリ…、シャッ!

ウキを大きく、ハリスを短く――――。

上層のへらに惑わされず、根気強くタナに小エサを届け続ける方法を取った西田。それはズバリ的中し、ジワジワとペースを上げ、気がつけばイレパク状態に突入していた。
そして、セッティングを整えた西田が次に注目したのは、もちろん「エサ」だった。
「エサは持たせればいいってもんじゃないんだね。これも春先の特徴かな。もちろん、持たないようなエサはダメなんだけど、ただ持たせてブラ下げていればいいというものでもないんだよね。
最初のエサをベースに、魚が寄ってきて、小分けして練って持たせるような感じで今は釣っているんだけど、あまりよくないね。練らないで持たせる方向の方が絶対にいいと思うよ。」
西田はそう言うと、新たに基エサを作り直した。

 

コウテン 200cc 
ガッテン 200cc 
カルネバ 200cc 
 200cc

軟らかいネバタッチに仕上がったエサ。最初のエサとの違いは、一目瞭然。「カルネバ」の存在だろう。
「練って持たせるとなかなかアタらないし、アタってもカラ。それに、ピンポン状態になって逆に入っていかなかったりする。そこで『カルネバ』の力を借りて、適度に開きながら、練らずにタナまで持たせる方向にしてみる。」
この日の西田は、実に冴え渡っていた。このエサ変更も、ズバリ的中してしまうのだ。
確かに西田の言うように、最初のエサでは突き上げが激しく、タナに届く前に叩き落されることがあったのだが、「カルネバ」で練らずに持たせたエサでは、それが大幅に少なくなっているのだ。ウキの動きはますますシンプルに、「ナジんでドン」がほとんどになった。
“フワリ…、シャッ!”
フワリと飛んでビシっと決まる落とし込み。そして、明快極まりないアタリに、「風切」が「シャッ」とシャープに水を切ってアワセが決まる。「ゴツン」と竿が止まるのではなく、まるでゴムのように弾力感の伝わる感じで綺麗な円弧が描かれるのだ。
「エサの持たせ方、ハリへの残り方の『接点』が狭いのも春先の特徴。丁寧にいきつつ、ただ持たせるだけでも釣れないんだよね。このあたりが少し難しいんだけど、春の面白さでもある。今はいいエサがたくさんあるから、そのエサたちの力を借りて、あまり難しく考え過ぎないでシンプルに釣りを組み立てるのがコツかな。」

 

魚を釣るよりエサを振り込む投が圧倒的に多くなる浅ダナ。特に西田のように小エサをスピーディーに打ち返していくスタイルとなれば、なおさらだ。そんな時、竿が果たす役割は非常に重くなる。「風切」のソフトな感触は、やや沖目の浅ダナを小ウキ&小エサで打つような時ほど、その威力を発揮するかもしれない。なんのストレスもなくフワリと飛んでいき、完璧な落とし込みが決まる。パールホワイトを基調にしたこれまでにないデザインも、大いに目立ちつつも、不思議と釣り場に溶け込む。おそらくその性能が「本格派」だからだろう。

ソフトな感触でフワリと軽い仕掛けを冲へと運び、完璧な落とし込みが鮮やかに決まる。そして鋭いアタリに「シャッ」と反応する竿先。「風切」は、あの伝説の名竿「飛天弓 風刃」のDNAをしっかりと受け継ぎつつ、さらに素晴らしい竿となって現代に蘇った。

以前ならかなり工夫しないと出せなかったタッチも、今は簡単に出せる。この日は「カルネバ」を生かした練らずに持たせるヤワネバが正解だった。

炸裂。怒涛のイレパク劇!

エサ変更もズバリ決まり、いよいよ怒涛のペースへと突入していく西田。

アタリは変わらずナジみ始めてからの確実なものに狙いを定めているが、エサが練らずに持つようになったせいか、ピンポン状態も緩和され、アタリはより明快に、そして空振りが目に見えて減っていた。
こうなればもう西田の独壇場だ。
2連チャン、3連チャンも普通で、さらに、冷静に、時にはアタリを送り気味にしていることもあり、ダブルも増えてもはや手が付けられないといった釣れっぷり。続々とやってくる釣り人たちも、西田の鬼神のような釣りっぷりに、目を丸くしている…。
「迷ったんだけど、やや長めの竿を選んだのも結果的には良かったね。お客さん(釣り人)が増えて混雑度が増してくれたおかげで、旧べらが分散して釣りやすくなり、かつ沖目であることが功を奏したのか、新べらも交じり始めたよ。」
ムズムズとくわえるような不器用なアタリで、尺上の見事な新べらが乗ってくる。ペレ宙や両グルとまではいかないが、元気な旧べらを主体に新べらが交じる…という、申し分のない展開となった。
実はこの日は筆者の都合で実釣はお昼までとなっており、西田ならもしかしたら50枚くらいは釣ってくれるかな…などと計算していたのだが、とんでもなかった。
正午までに85枚と、100枚に迫る大爆釣劇となったのだから…。
「今日はたまたま全てが噛み合ったけど、逆に何をやっても噛み合わなかったりするのも春の難しさ。でもそれがこの時期ならではの面白さだったりもするので、ぜひ積極的に両ダンゴでチャレンジしてみて欲しい。きっと愉しい釣りになると思いますよ。
あと、この『風切』という竿は、予想以上にいい竿に仕上がっているので、ぜひたくさんの方に手にして振ってみて欲しいよね。たぶん驚くと思うんで。」
真っ白な竿を丁寧に仕舞いつつ、西田は納得の表情を見せていた。

 

ダブルあり、連チャンあり…。まさに文句の付けようのないイレパク劇。やや沖目を打っているせいか、釣り人が増えて混雑度が増したラストは、ご覧のような大型新べらも多数交じった。お見事としか言いようがない!

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ANGLER アングラー

西田 一知 KAZUNORI NISHIDA

1969年生まれ、東京都在住。
関東へら鮒釣り研究会で97年、09年、10年、11年に年間優勝して史上5人目の横綱位に就く。09年シマノへら釣り競技会 野釣りで一本勝負!! 第3位。30尺の使い手で長尺の釣技に長ける。「関東へら鮒釣り研究会」「コンテンポラリー・リーダーズ」所属、「KWC」会長。

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